エメリ就任でアーセナルはどう変わる? ヴェンゲルの構想外だった選手に再びチャンスか

ラカゼットはピンチ? photo/Getty Images

序列に変化起こる

アーセン・ヴェンゲルからウナイ・エメリに交代したことで、アーセナルでは当然序列に変化が起こる。ヴェンゲル体制では絶対的な存在になれなかった選手でも、エメリの下ではキーマンになる可能性もゼロではない。

そこで英『Football London』はエメリの就任がプラスに働くであろう選手とマイナスに働くであろう選手を数名リストアップ。新体制で誰が主役となるのか分析している。

中盤では、メスト・エジルとアーロン・ラムジーが成功者になると予想されている。エジルはヴェンゲルの下で100%の実力を発揮できていない部分もあったかもしれない。しかし同メディアはエメリがバレンシアでエベル・バネガをフィットさせたように、エジルもエメリのチームで重要な役割を果たすと期待している。
また、ラムジーはセビージャで指導したイヴァン・ラキティッチと似た存在になるかもしれないと伝え、攻守に上下動するキーマンになれると主張。アーセナルとの契約を延長すべきだと訴えている。

前線ではピエール・エメリク・オバメヤンだ。すでにエメリはオバメヤンを主軸に据える考えがあると言われているが、これまでもケビン・ガメイロやカルロス・バッカなどスピードあるストライカーを重用してきた。オバメヤンはその最高峰にいる存在であり、キーマンになるのは当然の流れと言えよう。

さらに意外な選出だが、前線ではヴェンゲルの構想に入りきれずデポルティーボにレンタル移籍していたFWルーカス・ペレスがエメリの下で重要な戦力となる可能性があるという。エメリは以前からペレスのことを高く評価していたようで、プレシーズン中にチャンスが与えられる見込みだ。

一方でエメリ就任で悪影響を受けるのではないかと指摘されたのがFWアレクサンドル・ラカゼットだ。エメリはあまり2トップを使用する指揮官ではないため、中央はオバメヤンで固定される可能性が高い。オバメヤンがウイングにでも回らない限り、ラカゼットはエメリのファーストチョイスにならないのではないかと同メディアは見ているようだ。

ヴェンゲル政権の終焉はアーセナルにとって非常に大きなもので、ここからエメリがどんな哲学をチームに植え付けていくのか注目だ。

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