ミラン、来季のELに出られない!? UEFAがFFPの和解協定を棄却

ミランのCEOを務めるファッソーネ氏 photo/Getty Images

過去に協定を結べなかったクラブは1つだけ

22日、欧州サッカー連盟(UEFA)はACミランに対して、FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)に関する和解協定の申し出を棄却することを決定した。これを受けて、ミランのCEOを務めるマルコ・ファッソーネ氏が驚きをあらわにしている。

FFPとは、クラブの赤字経営を防ぎ、健全で安定したクラブ運営を行うために、2011年から導入された制度。クラブが支出する移籍金や人件費などの経費は、クラブが得たサッカーによる営業利益(移籍金、スタジアム入場料、スポンサー収入、グッズ収入、放映権、賞金など)を超えてはならない(監査対象期間は過去3シーズン)。FFPを違反してしまった場合、補強禁止や罰金、欧州大会の出場資格剥奪、同大会の登録メンバー制限などの制裁が科される。

ミランは昨夏の移籍市場で2億ユーロ以上を費やし、さらにヘッジファンドのエリオット・マネジメントから3億ユーロ以上の資金を借り入れているとされる。FFPの抵触を回避すべく、昨年末に今後4年以内に収支の採算を合わせる事業計画書をUEFAへ提出し、ボランタリー・アグリーメントの申請を行ったが、UEFAはミランの返済能力を疑問視し、計画不十分として却下。しかし、なんとしても処分を避けたいミランは、和解協定を結ぶことを目指していたが、これも認められることなかった。

伊『Gazzetta dello Sport』などによると、インタビューに応じたミランのファッソーネCEOは「UEFAが我々に和解契約を提供することを期待していたので、驚きと苦々しさを感じている。なぜなら、FFPが導入されて以降、多くのクラブが和解契約を結んできた。過去に結べなかったのはロシアのクラブ1つだけだ。レベルの高いクラブでは(棄却されたことは)1度もなかったんだよ。我々はきちんと適切な運営を行っている」などと述べている。

今季、セリエAを6位で戦い終え、ヨーロッパリーグの出場権を獲得したミランだが、その資格が剥奪される可能性が出てきた。今後の動向にも注目が集まる。


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