コンテ、戦術批判のアザールに警告「私も現役時代、同じことをしたが……」

コンテ監督との確執が噂されているアザール photo/Getty Images

今後の起用法に注目だ

2012年よりチェルシーに在籍しているエデン・アザール。今季のプレミアリーグ(25試合出場)で11得点を挙げている同選手だが、4日に行われた同リーグ第29節(マンチェスター・シティ戦)ではセンターFWとして出場。このアントニオ・コンテ監督の起用法に対し、「3時間プレイしてもボールに触ることはできなかっただろう」と述べたことから、同監督との確執が噂されている。

こうした状況のなか、同監督が一連の騒動について言及。自身の現役時代を回想したうえで、同選手に警告を与えた。英『The Guardian』が伝えている。

「私も現役時代に彼と同じことをしたよ。当時私が所属していたユヴェントスが(セリエAで)2位につけていて、パルマが首位に立っていた。重要な直接対決で勝利を収めた後に、私はインタビューを受けた。『このチームでのプレイに満足しているか』という質問を受けた際、私は愚かな答え方をしてしまったんだ。『試合には勝ったけれど、幸せな気分にはなれない。監督に言われたポジションでは楽しめないからだ』と言ってしまったんだよ。そうしたらマルチェロ・リッピ監督(当時)が全選手を集めて緊急ミーティングを開いたんだ。そこで私は彼に殺されたよ。チームメイト、監督、ファンへのリスペクトがないと咎められたんだ。とてつもない額の罰金を科されたし、次の試合ではベンチスタートを命じられたね。それまでの私は何とも自己中心的な考えの持ち主だったが、この出来事をきっかけに“チームのために何をすべきか”を考えるようになったんだ」
選手の起用法やチーム戦術を決める権限は監督に与えられており、その監督の決定に対し我儘とも受け取れる発言をしてしまったアザールの態度は、決して褒められたものではない。同監督からのアドバイスに対し、同選手がどのような反応を示すかに注目が集まる。


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ