センターバック、ボランチの両方をこなせるハビ・マルティネスが語る違い 「多少の違いはある」

バイエルンを陰から支えるハビ・マルティネス photo/Getty Images

バイエルンにとって大きな武器

決して派手な選手ではないが、バイエルンにとって非常に大きい存在となっているのがMFハビ・マルティネスだ。マルティネスは190cmと大型選手ながら足下の技術にも優れ、センターバックとボランチの両方をこなすことができる。チームの守備を引き締めるうえでは非常に便利な存在であり、ジョゼップ・グアルディオラやカルロ・アンチェロッティ、現在指揮を執るユップ・ハインケスも信頼を置いてきた。

そのマルティネスは、どちらかといえば守備的MFとしてプレイする方を好んでいるようだ。ブンデスリーガ公式サイトによると、マルティネスはセンターバックでも問題はないと強調しているものの、ハインケスに交代してからアンカーの位置で起用されるようになったことを喜んでいる。

「また中盤の底でプレイするのは嬉しいね。ここをホームのように感じているし、キャリアの多くをこのポジションでプレイしてきた。センターバックでも問題はない。もちろん多少の違いはあるけど、最終ラインと中盤に大きな差はないんだ。たいてい僕たちはポゼッションして攻めているしね。守備的MFもセンターバックもポゼッションできていない時にはハードワークし、相手も含め試合をコントロールしないといけないんだ」
残念ながら負傷離脱してしまったが、ハインケスは中盤で司令塔の役割をこなすチアゴ・アルカンタラ、守備の仕事をこなせるマルティネスと互いの仕事をはっきりさせてきた。マルティネスは相手のクリアボールに反応できるだけの高さ、強さ、読みの鋭さがあり、バイエルンの成功には欠かせない陰のキーマンでもある。センターバックもボランチも高いレベルでこなせる選手は世界的にもレアケースで、マルティネスを抱えていることはバイエルンの1つの魅力と言えるだろう。

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