欧州予選グループIは大混戦! EUROからミラクル続くアイスランドが劇弾で首位クロアチア撃破

終盤にドラマ

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アイスランド代表 photo/Getty Images

11日、2018ロシアワールドカップ欧州予選第6節でアイスランド代表とクロアチア代表が対戦した。今節開始前の時点で勝ち点13を稼いで首位のクロアチアに対し、アイスランドは10で2位。今節最も注目される首位争いの一戦となった。

序盤はEURO2016の勢いそのままにワールドカップ出場を目指すホームのアイスランドが攻勢に出る。相変わらずサポーターの応援も独特かつボリュームがあり、選手たちもそれに乗せられるように持ち前のファイト溢れるプレイを披露。決して器用というわけではないが、ハードワークでクロアチアと互角の戦いを繰り広げる。

一方のクロアチアはレアル・マドリードMFルカ・モドリッチを中心に豪華なメンバーが揃うが、EURO2016の時と同様にチーム全員で守備に走るアイスランド相手になかなか決定機を作れない。後半に入ると徐々に勢いの衰え始めたアイスランド相手に攻め込むようになるものの、なかなかペースが上がらない。マテオ・コバチッチ、イヴァン・ペリシッチら前線の選手の呼吸が微妙に合わない場面もあり、らしさが出ない。
一方のアイスランドも後半は中盤でボールを奪ったところからカウンターを仕掛けるが、79分にエースのギルフィ・シグルズソンンが放ったシュートも大きくゴールの上へ。その後もロングスローやコーナーキックなどセットプレイから圧力をかけるが、ゴールには繋がらず。86分にはシグルズソンがボレーシュートでゴールを狙うが、クロアチアのDFが頭でクリア。

このまま0-0で試合を終えるかと思われたが、90分にコーナーキックからマグヌソンがヘディングシュート。ジャストミートしたわけではなかったが、飛んだコースがよかったこともあってGKが触れず。奇跡のアイスランドが先制に成功する。

試合はそのまま1-0で終了し、アイスランドが勝ち点3をゲット。これでグループIは大混戦となり、首位のクロアチアは勝ち点13にとどまり、アイスランドが同じ勝ち点13に。その他には今節勝利したトルコ、ウクライナも勝ち点11で並んでおり、どこが抜け出すのか分からない激しい戦いとなっている。

[メンバー]

アイスランド:ハルドロッソン、マグヌソン、セヴァルソン、R・シグルズソン(→インガソン 90)、アンドレー、グズムンズッソン、ビャルナソン(→ギースラソン 81)、グナーソン、ハルフレドソン、フィンボガソン(→シグルザソン 77)、G・シグルズソン

クロアチア:カリニッチ、イェドバイ、ロヴレン、ピバリッチ、ビダ、モドリッチ、バデリ、コバチッチ、ペリシッチ、マンジュキッチ(→サンティニ 88)、カリニッチ(→ブロゾビッチ 63)

[スコア]

アイスランド 1-0 クロアチア

[得点者]

アイスランド:マグヌソン(90)

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