11日にロシアワールドカップの欧州予選が行われ、グループDのセルビア代表がウェールズ代表に1-1で引き分けた。(以下、代表略)
同試合中に両チームのサポーターによる乱闘が発生。35分にウェールズのMFアーロン・ラムジーがチップキックによるPK(通称パネンカ)を決めたものの、このキックを相手チームに対する挑発とみなしたのか、セルビアのサポーターが大激怒。両チームのサポーター席を隔てるフェンスの隙間からセルビアのサポーターがパンチを繰り出したほか、ウェールズのチームフラッグを奪い取るという暴挙に出たことが英『THE Sun』で伝えられている。また、75分にセルビアのFWアレクサンダル・ミトロヴィッチが同点ゴールを挙げた際、セルビアのサポーターが発煙筒を投げ込んだことも併せて報じられた。
地元警察も出動する事態となった今回の事件。英『THE Sun』ではラムジーのパネンカキックが騒動の発端となったと伝えられているが、あくまで相手GKとの駆け引きの結果行った行為であり、ラムジー本人に相手を挑発する意図はなかったようにも見受けられる。今一度騒動の真相を究明したうえで、しかるべき対処がとられることを願うばかりだ。