現在PSGでプレイするイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティは、10代の頃よりアンドレア・ピルロと比較されてきた。攻撃を組み立てる能力は年々レベルアップしており、現在では世界を代表するレジスタの1人になったと言える。仏『L'Equipe』によると、ピルロも自身の後継者的存在であるヴェッラッティを高く評価している。ピルロはヴェッラッティを優れた選手だと称え、自身との違いについて語っている。
「ヴェッラッティは優れた選手だ。彼は次の20年間イタリアと欧州サッカー界の未来となるだろう。少しの違いはあるけど、彼は僕のポジションでプレイしている。だけど、僕たちのスタイルには違いがあるよ。彼は僕よりドリブルが多いし、ボールもキープするんだ」
ピルロは少ないタッチでボールをさばいていく印象だが、ヴェッラッティはより良いパスコースを探すためにボールを長く保持する時もある。どちらも技術は一級品なのだが、このあたりのプレイスタイルには違いがある。また、ヴェッラッティはピルロよりも守備面でアグレッシブだ。やや不用意に飛び込みすぎるところはあるが、ボールを奪おうとの意識はピルロより強いように感じる。
ピルロはヴェッラッティがイタリアサッカー界を引っ張っていく存在と感じているようだが、ヴェッラッティはイタリア代表を高みへ導けるのか。翌年に迫ったロシアワールドカップでの活躍も期待したいところだ。