2017年に入ってから調子が上がらないレアル・マドリードでは、2人の選手に批判が集中している。1人はGKのケイロル・ナバスだ。些細なミスではあるものの、15日のセビージャ戦では微妙なポジションのズレからステファン・ヨヴェティッチに得点を許してしまった。正面に構えていれば取れたはずとの意見もあり、守護神に納得していないサポーターもいる。
そしてもう1人はFWカリム・ベンゼマだ。ベンゼマはリーグ戦ではここ7試合で1得点しか決めていない状態で、DFセルヒオ・ラモスより得点数が少ないことが批判されている。2-1で勝利した前節のマラガ戦でも決定機を決めきれず、どこかスッキリしないパフォーマンスが続いている。
この状況にサポーターも怒りが溜まっている。スペイン『as』が行なったアンケート調査によると、実にサポーターの88%が29日のレアル・ソシエダ戦でベンゼマをスタメンから外してほしいと答えている。ベンチにはアルバロ・モラタやマリアーノが控えており、ベンゼマはベンチスタートでいいとの判断だ。
昨季も何度かベンゼマのベンチスタートを望む意見が出たことはあるが、指揮官ジネディーヌ・ジダンは現在のベンゼマをどう見ているのだろうか。12月に日本で行われたクラブワールドカップでは結果を出して称賛されていたが、わずか1ヶ月程度で評価は急落してしまっている。