今夏に大型補強をして優勝を狙う体制を整えたはずが、まさかの7位。ジョゼ・モウリーニョ率いるマンチェスター・ユナイテッドは想像以上に苦しいスタートを切った。
特にモウリーニョが不満に感じているのが守備陣だ。先日のチェルシー戦では4失点してしまい、ペドロ・ロドリゲスのゴールシーンではダレイ・ブリントとクリス・スモーリングの対応も悪かった。しかも信頼できるセンターバックだったエリック・バイリーが全治二ヶ月ほどの怪我をしてしまい、ますますマンUの守備陣は不安な状態にある。
英『Daily Mail』によると、モウリーニョも今の守備陣では戦えないと考えているようで、今冬に改革をおこなう案が出ているという。マルコス・ロホ、マッテオ・ダルミアンの2人は構想外で、今冬にも放出される可能性がある。そこに加えてブリントとスモーリングも改革の対象に入っているようで、最終ラインの顔ぶれは大きく変わるかもしれない。
代わりに獲得を狙うのはローマDFアントニオ・リュディガーで、右サイドバックとセンターバックをこなせる同選手を調査しているようだ。
現在はアントニオ・バレンシアと争える右サイドバックが不在で、左サイドもルーク・ショーが守備面の問題から信頼を失っている。そこにスモーリングとブリントまで加わってしまい、信頼できるのは負傷しているバイリー、バレンシアくらいしかいない状態となってしまっている。
モウリーニョといえばゴール前にバスを停める指揮官と言われて有名だが、今のバスは穴だらけですぐに倒れてしまう。これにモウリーニョが満足するはずはなく、最高級のバスを完成させるべく改革に動くようだ。