今季開幕前にはジェイミー・バーディと新加入FWアーメド・ムサの高速2トップが見たいとの意見も多かったが、日本代表FW岡崎慎司はその評価をわずか2試合ほどで覆してしまった。やはり岡崎とバーディの2トップの方が良いとの空気が広がっており、攻守に貢献する岡崎の存在の大きさを改めて感じたことだろう。
英『Telegraph』は今節のスウォンジー戦でのパフォーマンスも含め、バーディと岡崎のコンビは手に負えないと称賛。2人は守備にも走り回るうえに、バーディはスウォンジー戦でお得意のロングパスに抜け出す形から豪快なゴールも決めている。この2人に対処するのはなかなかに厄介だ。
同メディアがレスターに期待するのは、チャンピオンズリーグでの躍進だ。レスターにとっては未知の領域だが、それは対戦相手も同じだ。レスターの厄介さをピッチ上で初めて知ることになる。同メディアはMFダニー・ドリンクウォーターもイングランドを代表するMFになったと称賛しており、周りのクラブと比べて選手層が明らかに劣っているわけではないと見ている。
エースのバーディも「僕たちはあらゆるチームを苦しめられると分かっている。昨季人々はそれを見ているからね」と自信を見せている。また、楽しみたいとも語っており、恐れるものがないレスターはかなり怖い存在となるかもしれない。
ポルト、クラブ・ブルージュ、コペンハーゲンと同組となったレスターにはラッキーとの見方もあるが、昨季から続く奇跡の物語はレスターをベスト16へと導くのか。決勝トーナメントで強豪クラブ相手にカウンターから一撃見舞うレスターの姿も見てみたいが、手に負えない2トップを中心に躍進できるか。