ステファン・エル・シャーラウィは2012-13シーズン19ゴール8アシストを記録し、ACミランの奇跡的なチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した選手である。その後は怪我に悩まされミランでの継続的な試合出場が難しく、今シーズン開幕前にリーグ・アンのASモナコへレンタルで移籍をした。そのモナコが買い取りオプションを行使しなかったために冬にシーズン終了までの期限付きでローマに加入を果たしている。ローマに加入後はローマの2位浮上に貢献しており、ローマのワルテル・サバティーニSDもエル・シャーラウィを手元に残しておきたいとミランとの交渉を詰めていると報道されている。
そんなエル・シャーラウィが自身の心境を英『Four Four Two』で語っている。「サバティーニとはまだ話をしていないよ。彼の言葉にはとても惹かれるものがあるし、彼が僕をクラブに残留させたいと考えていることも知っている。ただ、僕はまだ正式にローマの一員ではないんだだから今シーズンを無事に終えることそれだけを考えている。その後で両クラブがどのような判断をくだすのかを気にするよ」
エル・シャーラウィは怪我に泣かされ、イタリア国内では忘れられた存在となっていた。しかしローマに加入後は7得点をあげる活躍を見せており、ディエゴ・ペロッティ、モハメド・サラーと共に攻撃陣を牽引している。そんな彼の復活劇のフィナーレが現所属クラブへの残留となるのか、古巣への復帰になるのか。23歳の若者の動向に注目したい。