ケインやアリだけじゃない 元トッテナムDFが南米産ファンタジスタを賞賛「選手として強くなった」
ポチェッティーノの下で生まれ変わる
生まれ変わったラメラphoto/Getty Images
今季大躍進を見せているトッテナムでは、ハリー・ケイン、デル・アリら若いイングランド人選手に注目が集まっている。彼らはイングランド代表にも選出されており、指揮官マウリシオ・ポチェッティーノのおかげで彼らは大きく成長した。しかし、成長したのは彼らだけではない。
10日のマンチェスター・ユナイテッド戦で大車輪の働きを見せたアルゼンチン人FWエリック・ラメラもその1人だ。ラメラは以前までプレミアリーグへの適応に苦労していたが、今季は別人のように生まれ変 わっている。英『Sky Sports』もラメラがトランスフォームしたと伝えており、ただのテクニシャンからチームに貢献できる頼れるアタッカーへと成長を遂げた。
それはこの試合のデータにも表れており、ラメラはアタッカーながらタックルを9回も仕掛けており、1対1の競り合いでは両チームトップとなる12回の勝利を記録している。さらに走行距離は11・29Kmを記録し、誰よりも多い64回のスプリントを仕掛けている。これまでのラメラはアルゼンチン人選手らしくボール扱いに長けた選手とのイメージだったが、今ではハードワークもできる万能型の選手となっている。
この活躍に元トッテナムのレドリー・キングも驚いており、最初にプレミアリーグに来た頃からは別人のように変わったと賞賛して いる。
「彼は今季大きく成長した選手だ。それは得点だけじゃなく、アシスト、ハードワークにも言えることだ。彼は強くなったし、今はプレミアリーグのスピードに慣れたように感じる。初めてプレミアリーグにきたとき、彼はより長い時間ボールを持とうとしていた。しかし彼は早い段階でプレミアリーグでは長くボールを持つべきではないと気付いたんだ。今ではプレイが速くなっているし、選手として強くなっているよ」
一時は終わった選手かと思われたラメラも、ポチェッティーノの下で見事に復活した。南米仕込みのテクニックに加えてプレミアリーグで身についたハードワークを持つラメラは、これまでとは比べ物にならないほど厄介なプレイヤーとなっている。