どうしても本田の左足が外せない! ミランが身につけた新たな武器とは

もう守備だけの選手ではない

現在12試合連続無敗と好調を維持しているミランは、シーズン途中から採用した[4-4-2]のシステムとチーム全員のハードワークが大きな効果を発揮している。右サイドで上下動を繰り返している日本代表MF本田圭佑もチームに大きく貢献している1人で、サイドハーフとは思えないほど自陣深くまで下がって守備を行うこともある。その堅守には攻撃自慢のナポリも苦労し、今のミランは非常に堅いチームになっている。そんなミランは攻撃面でも新たな武器を身につけ始めた。

それがセットプレイだ。伊『Calciomercato』によると、今季のミランはセットプレイから10得点奪っている。これはリーグ全体で3位の数字で、セッ トプレイで一気に流れを変えることができるチームとなっている。それに本田も大きく貢献しており、先日のアレッサンドリア戦でもコーナーキックからアレッシオ・ロマニョーリの得点を演出している。さらにパレルモ戦ではコーナーキックからあわや直接ゴールインかと思わせる軌道のボールを蹴ってサポーターを驚かせ、トリノ戦ではクロスバー直撃のフリーキックも見せた。

本田の代名詞であるフリーキックから得点が生まれていないのは少々残念だが、最近の本田は確実に精度を上げている。本田以外にもジャコモ・ボナベントゥーラも正確なキックを持っており、彼が蹴るセットプレイも相手チームにとって脅威となっている。
以前の本田は守備面での評価ばかりが 目立っていたが、今ではセットプレイのキッカーとしても欠かせない存在になりつつある。さらにジェノア戦では強烈なミドルシュートも決めており、本田の献身性と左足は他クラブも恐れを抱くミランの看板商品となっている。

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