礼儀正しく、そして冷酷 クラブ会長がポチェッティーノをファーガソンの再来と感じ始める

クラブの伝説となるか

トッテナム指揮官マウリシオ・ポチェッティーノは、18日のヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのフィオレンティーナ戦で相手選手を蹴ったMFデル・アリに対し、今後色々と指導していくと毅然とした態度で語った。ポチェッティーノは以前から規律やプロ意識を重視しており、今回のアリのような行為は許されないものだろう。そしてこうしたポチェッティーノの姿勢に、クラブの会長であるダニエル・レヴィは元マンチェスター・ユナイテッド指揮官アレックス・ファーガソンの姿を重ねているという。

英『Daily Mail』によると、レヴィ会長はポチェッティーノの人間性と冷酷な部分を高く評価している。冷酷な部分といえば、昨年11月にポチェッティーノは試合に出場できないことにストレスを溜めたアンドロス・タウンゼントがフィットネスコーチを突き飛ばしたことに激怒し、タウンゼントをトップチームから追放する判断を下した。それどころか、今冬にあっさりとニューカッスルへ売却してしまったのだ。同会長はこうした冷酷にも思える判断力がファーガソンに似ていると感じており、厳しい部分が成功に繋がっているのかもしれない。

また同メディアによると、ポチェッティーノは毎朝トレーニンググラウンドで選手はもちろん、スタッフとも握手を交わしてから仕事に取り掛かるという。こうした人柄はクラブの人間を惹きつける魅力になっており、これまでの指揮官との大きな違いとなっている。
そして結果もしっかり残しており、就任以降49勝23分21敗で52・7%の勝率を記録している。今季はリーグ戦でも2位につけており、リーグ優勝の可能性も充分残されている。ファーガソンの再来を思わせるポチェッティーノは、クラブにとって伝説の指揮官となる可能性を秘めている。

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