武藤にかかる期待大! 指揮官が武藤&マリを放出しなかった理由を明かす

お金を求めるなら売却もあり得たが……

日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツは、今冬の移籍市場で頭をフル回転させたことだろう。前半戦だけですっかりチームの顔となったM&M(マリ&武藤)を獲得しようと動いたクラブがあったからだ。マリにはドルトムント、武藤にはマンチェスター・ユナイテッドが興味を示していたが、マインツは2人を放出しないことを決め、後半戦もM&Mを維持する路線を取った。

マインツのような中堅クラブは優良選手を高値で売却していくのが基本的な経営スタンスだが、なぜ彼らは2人とも残留させる道を選んだのか。独『Bild』によると、マインツの指揮官マルティン・シュミットは2人の放出を拒んだ理由について次のように述べている。

「マリの1300万ユーロ、武藤の1500万ユーロの法外な移籍金が入れば、今季全体の我々の移籍金は5000万ユーロを超えていたと思う。でも、我々はこれ以上順位を落としたくなかったんだ。最終的に良い順位でフィニッシュすることもお金をもたらすことになるからね」
マインツにはどちらか一方でも放出してお金を得る手もあったはずだが、彼らは今冬の放出を見送った。売却益で新たなFWを探すより、順位を上げることで資金を生み出そうという考え方に切り替えたのだ。そのためにはM&Mコンビは欠かすことができない存在で、このエピソードだけでも武藤が前半戦の間に信頼を勝ち取ったことが分かるというものだ。

そしてマインツはレヴァークーゼンからDFジュリオ・ドナーティを獲得して戦力をアップさせており、後半戦に向けて準備は整った。クラブから順位を上げる存在として期待されている武藤は、何としてもチームを上位へ押し上げる必要があるだろう。

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