「点を取るだけの選手は不要」クロップがベンテケに注文つける

レスター戦で決勝点を決めてもスタメン確約せず

26日のリヴァプール対レスター・シティ戦で値千金の決勝ゴールを決めたのは、リヴァプールFWクリスティアン・ベンテケだった。相変わらず得点能力は高く、チームに勝ち点3をもたらす貴重な得点だった。しかし、指揮官のユルゲン・クロップはまだベンテケがスタメンを奪うには足りないものがあると感じている。

英『デイリー・ミラー』によると、クロップはベンテケにチームのために働くことを求めており、ゴールを決めるだけでポジションが確保されるわけではないと語った。

「クリスティアンの得点は彼自身にとっても良いゴールだったし、我々にとっても良いものだった。我々は彼のゴールを必要としており、彼はゴールスコアラーだ。しかし、私は彼にゴールだけを求めているのではない。我々はゴールを決めることしかできず、残りの89分間何もできないストライカーを起用するチームではないからね。我々はゴール以外にもチームのために働くオプションを必要としているんだ」
ベンテケはただ前線で構えているだけでなく、チームのために献身的に走ることが求められている。ハードワークこそがクロップのテーマでもあり、その点においてディボック・オリギやロベルト・フィルミーノらの方が優れているということなのだろう。実際にはベンテケはサイドに流れてスペースを作るなどの動きもでき、ただ最前線に居座るだけの選手ではない。しかし、クロップはもっともっとレベルの高いハードワークを求めているということかもしれない。

ベンテケ本人もクロップと話し合ったと語っており、今後はチームスタイルに適応していかなければいけないと意気込んでいる。点が取れる選手でも走れなければ使わないあたりに、クロップの徹底ぶりがうかがえる。ベンテケに限らず、クロップの信頼を掴むためにはファイトが欠かせない。

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