恩師を語るレヴァンドフスキ「クロップが僕を完璧な選手にしてくれた」

1年でドルトムントからの移籍も考えていた

バイエルンに所属するポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキがドルトムント時代を振り返った。
2010年の夏、レヴァンドフスキはポーランドのレフ・ポズナンから475万ユーロ(約6億円)でドルトムントへとやってきた。同選手は前所属チームで18ゴールを挙げ、王者へと導いていた。しかし、当時ドルトムントにはすでにパラグアイ代表FWルーカス・バリオスがスタメンに定着しており、最前線に君臨していた。それでも、クロップ監督からは主に途中出場で多くの出場機会を与えられ、33試合で8得点という結果を残した。

移籍初年度から結果を残したレヴァンドフスキだったが、本人は満足していなかったという。自身が最も好むセンターフォワードではなく、その一列下である10番のポジションでプレイさせられていたからだ。英誌『FourFourTwo』によれば、そのためレヴァンドフスキはドイツでの最初のシーズンを終えた後、「次のステップに進もうとしていた」と移籍を考えていたという。しかし、ドルトムントでまだやり残したことがあると感じ、残留を決意したようだ。

そして、次の年には国内リーグで22ゴールを挙げるまでの選手になった。レヴァンドフスキは「あの10番のポジションで、多くのことを学ぶことができた」と当時を思い返した。前年10番のポジションでプレイさせられたことによって、ボールを扱う技術が向上し、選手としての幅が広がったレヴァンドフスキ。「自分自身に言ったよ。『なかなか良い選手になったな』って。それからなぜクロップが僕を10番としてプレイさせていたかがわかったんだ。監督は僕をより完璧な選手にしてくれたね」とクロップ監督が自身の成長を大いに手助けしてくれたことを明かした。
2014年にレヴァンドフスキはバイエルンへと移籍し、現在世界最高のストライカーの一人として、欧州で名を轟かせている。

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