目立たぬヒーロー・岡崎大絶賛! 「実にクレバー」「岡崎の交代でエネルギー失った」

岡崎を交代させるべきではなかった

岡崎を交代させるべきではなかった

この日もファイトした岡崎photo/Getty Images

17日にウェストハムと対戦したレスター・シティは、ジェイミー・バーディとレオナルド・ウジョアの得点で2-2と引き分けた。得点を決めたのは岡崎以外のFW2人だが、戦術分析に定評のあるマイケル・コックス氏は日本代表FW岡崎慎司を絶賛している。

英『Guardian』によると、同氏は岡崎が運動量豊富なだけでなく、知性も兼ね備えたアタッカーだと評価。バーディが先制点を決めた場面でも岡崎の動きがカギを握っていたと語っている。

「マフレズが右サイドでボールを受けた時、中央にいた岡崎は後方からカンテが走ってきていること、左サイドにバーディが開いていることを分かっていた。そして彼は右に流れる動きでノーブルを釣り出し、カンテがドリブルするスペースを作り出したんだ。岡崎の動きは実にクレバーで、教科書通りだった」
「岡崎は世間が言うような素晴らしい個の能力を持ったストライカーではない。今回の試合でもドリブルで相手をかわしたわけでもなく、シュートも打っていない。パス成功率も低かった。だが、岡崎は局所的に非常に優れた選手だ。そして何よりレスターのゲームプランに完全にフィットしている」

しかし、今回のウェストハム戦ではバーディが退場したこともあり、岡崎は後半14分にウジョアと交代させられている。同氏はこの決断が間違ったものと考えており、岡崎をピッチに残しておくべきだったとコメントしている。

「ラニエリの判断は驚きだったね。ラニエリはウジョアの高さと強さを活かし、ボールを収めることとセットプレイ時の守備のことを考えたのだろう。だが、レスターは岡崎のエネルギーを失ってしまった。ロングボールを追いかけ、プレスしてくれる存在をね」

岡崎はこの試合で記録上に残る何かをしたわけではないが、その献身性と知性は高い評価を受けている。シーズン開始当初はとにかく動き回る日本人と捉えられていたが、徐々に得点も奪えて気配りもできる賢いFWと評価が上がってきている。

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