ジェラード、ランパード、スコールズもかなわない 元イングランド代表DFが語るプレミア最高の天才MFとは「まさに魔法だった」

若き日のジョー・コールが放ったインパクトは絶大だった Photo/Getty Images

天性の才能では誰もかなわない

イングランド代表の歴代最高のMFは。そんな質問に多くの人はスティーブン・ジェラード、フランク・ランパード、ポール・スコールズなどの名前を挙げるかもしれない。

リヴァプールの英雄ジェラード、チェルシーで史上もっとも多くのゴールを挙げたMFとなったランパード、マンチェスター・ユナイテッドで25ものタイトルを獲得したスコールズ。確かに彼らはプレミアリーグ史上最高のMFたちと言って間違いない。しかしイングランド代表で彼らとともに戦ったレドリー・キング氏は、もっとも才能に恵まれたのは彼らではなく他にいると『Bet MGM』で語った。

「試合に勝利をもたらす選手、観客を席から立ち上がらせるような選手を見たいんだ。私にとってそうだったのはジョー・コールだ。心から言えるが、これまで一緒にプレイした中でもっとも天賦の才に恵まれたイングランド人選手だった」

「ウェイン・ルーニーもおそらく最高だった。彼はパワー、強さ、粘り強さなどさまざまな資質を兼ね備えていたが、天性の才能だけで言えばジョー・コールが最高だった」

キング氏はまだ少年だった頃のコール氏を覚えており、チェルシー移籍が彼のプレイを変えたと考えているようだ。

「ジョーはチェルシーに移籍し、それが彼のプレイを変えた。彼は非常にチームプレイヤーになった。私が覚えている17歳の頃の、ただ楽しむために、純粋な本能でプレイしていた頃のジョーとは別人だった。彼がこれまでの功績を振り返れば、おそらく同じことを言うだろう。実際、彼はもっと優れた選手になれたはずだ。ジェラード、ランパード、スコールズは信じられないほど素晴らしい選手だった。しかし誤解しないでほしいが、あの年齢のジョーはまさに魔法だった。彼はスティービー・Gよりも自然体だった。スティービーはなんでもできたが、ジョーはより魔法使いのような選手だった。その点で、当時のイングランド人選手のほとんどとは明らかに違っていたんだ」

キング氏は、コール氏はまるでブラジル人だったと語った。リヴァプールに移籍した頃からは怪我も目立つようになり、得点数も激減。クラブを転々としたのちに現役生活に幕を下ろしたコール氏だったが、ウェストハムで頭角を現した17歳の頃は特別な才能が迸るような選手だったことをキング氏は覚えていた。

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