リヴァプールの同点弾取り消しは明らかに誤審だとスロット 「シティ対ウルブズでは……」同じ主審が昨季、同様の得点を認めていたと主張

リヴァプールのスロット監督 photo/Getty Images

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流れが変わったかもしれない

3-0での決着となったプレミア第11節マンチェスター・シティ対リヴァプールの一戦は、ホームチームの勝利で終わった。

シティはアーリング・ハーランド、ニコ・ゴンザレス、ジェレミー・ドクがそれぞれ得点を挙げ、2位に浮上。首位アーセナルとの勝ち点差を縮めた

一方のリヴァプールは前節でシティを下したアストン・ヴィラを破るも、シティに完敗。8位と上位から脱落してしまった。
この試合の流れを変えたのは、リヴァプールの同点弾取り消しの場面だろう。リヴァプールが右CKを獲得し、キッカーのモハメド・サラーのクロスにフィルジル・ファン・ダイクが合わせてゴールネットを揺らした。

しかし、副審が旗をあげオフサイドを主張。VARによる確認で、アンディ・ロバートソンのオフサイドと判定された。

ロバートソンは得点場面でシティのGKであるジャンルイジ・ドンナルンマの近くに立っており、彼のポジショニングがドンナルンマのプレイに影響したとして得点が取り消された。

その後シティは2ゴール。リヴァプールは敵地エティハド・スタジアムで完膚なきまでに叩きのめされてしまった。

『BBC』では試合後にリヴァプールの指揮官であるアルネ・スロット監督があのオフサイドは誤審だと主張している。

「明らかに誤審だった。彼(ロバートソン)はGKの行動に一切関与していない。試合後に誰かが私に同じ審判(クリス・カバナー氏)が認めたゴールを見せてくれた。昨季のシティ対ウルブズだ。あのゴールは我々にとって良い方向に試合の流れを変えていたかもしれない」

ここで挙げられたウルブズ戦のゴールは、昨季の第8節に生まれたジョン・ストーンズの得点だ。後半アディショナルタイムにセットプレイからストーンズが得点を挙げたが、ベルナルド・シウバが相手GKの前に立っており、VARが介入している。ただ、ここでは得点は取り消されず、シティは1-2、アウェイでの勝利を挙げた。

識者の間でもこの取り消しについては意見が分かれている。元リヴァプールのダニー・マーフィー氏は「ドンナルンマの視界にロバートソンが入っていないため」得点は認められるべきと主張しているが、元マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネヴィル氏は「確信が持てない」と取り消しを肯定することはなかった。

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