首位アーセナルを止めたのは昇格組サンダーランド! ATの被弾でついに連勝ストップ、9試合ぶりの失点喫し敵地で痛いドロー 

サンダーランドはホームで負けなし

プレミアリーグ第11節、首位アーセナルはサンダーランドと対戦した。

立ち上がりから激しい球際を見せ、ロングスローからチャンスも作り出すホームのサンダーランド。アーセナルは最前線に入ったメリーノが接触プレイで頭を打つアクシデントに見舞われるなど、なかなか自由にプレイさせてもらえない時間が続く。

16分にはライスが強烈な直接フリーキックを見せ、24分にはエゼがゴール前でこぼれ球を拾ってシュートに持ち込むなどを見せるアーセナルだが、サンダーランドの分厚いブロックを前に決定的な形でゴールに迫ることができない。

ティンバーが接触によって頭から出血し、試合は激しい肉弾戦の様相を呈する。すると36分、ゴール前でムキエレの繋ぎに反応したバラードが強烈なシュートを叩き込み、サンダーランドが先制に成功する。これでアーセナルの公式戦8試合続いた無失点記録は途切れることになった。

9分取られたアディショナルタイムにはサカの落としをサリバがほぼフリーでシュートするチャンスもあったが、アーセナルは得点には至らないまま試合はハーフタイムへ。

後半開始とともに、良い形でゴールに迫るシーンをいくつか見せるアーセナル。前半とうってかわって早いタイミングで危険なエリアにボールを入れていくプレイを見せるようになるが、それはさっそく結実する。54分、ライスが高い位置でボールを奪うとメリーノからサカに展開。サカは迷わず右足を振り抜いてニアを抜き、アーセナルは同点弾を挙げることに成功する。

58分にはトロサールがエリア内に走り込んできたスビメンディを見逃さずパスを出し、スビメンディはワンタッチで逆サイドを狙うが、これはわずかに外れていく。60分にもエゼがボレーシュートに持ち込むなど、勢いづいたアーセナルはエリアの中で危険なプレイを見せるようになっていく。

後手に回ったサンダーランドは3人を入れ替え、強度を維持しようと試みるが、アーセナルは攻勢を緩めない。65分にはクロスからのセカンドボールを拾ったスビメンディのシュートがクロスバーを叩く。

そして74分、フリーキックからの流れでトロサールがボールを持つと、フェイクを入れつつカットインしてニア上を狙ったシュート。これが決まってアーセナルは逆転に成功する。

79分にはサンダーランドのロングスローからブロビーにきわどいチャンスが生まれるが、ラヤがビッグセーブを見せアーセナルはピンチをしのぐ。85分にもロングボールが良い形でタルビに入り、ボールがブロビーに渡ってビッグチャンスとなるが、ここも守護神ラヤがゴールを許さない。

エゼに代えてモスケラを投入し、逃げ切り体制を作るアーセナル。しかし94分にゲームは動いた。サンダーランドが執拗にボールをエリア内に入れるなかで、こぼれたボールにブロビーが飛び込み、ラヤよりも早くボールに触ってネットを揺らす。

土壇場で追いつかれてしまったアーセナル。終了間際にはゴール前でこぼれ球をメリーノが叩くチャンスが訪れるが、バラードがブロックを見せ得点を許さない。好調のサンダーランドがアーセナルの連勝をストップし、勝ち点1を分け合った。


[スコア]
サンダーランド 2-2 アーセナル

[得点者]
サンダーランド
ダニエル・バラード(36)
ブライアン・ブロビー(90+4)

アーセナル
ブカヨ・サカ(54)
レアンドロ・トロサール(74)

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.310 新生レアル徹底解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ