チェルシーはローテーションしすぎている? 前の試合からスタメンを変えた人数ではプレミア最多“85人”に

チェルシーを指揮するマレスカ photo/Getty Images

怪我人の問題で仕方がないところもあるが……

選手が多すぎるというのも、指揮官にとっては考えものかもしれない。チェルシーは5日にチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第4節で格下のカラバフと2-2で引き分けてしまったが、英『BBC』が問題視したのがチェルシーのローテーション策だ。

指揮官エンツォ・マレスカはかなり大胆にローテーションさせていて、カラバフ戦ではFWタイリーク・ジョージ、ジェイミー・バイノー・ギッテンス、MFアンドレイ・サントス、ロメオ・ラビア、DFヨレル・ハトらプレミアリーグでは出番の限られる選手たちを先発に入れている。

しかし結果は相手にリードを奪われて前半を折り返す苦しい展開となり、後半からMFエンソ・フェルナンデスやモイセス・カイセドら主力を投入することになった。

同メディアによると、今季のチェルシーは前の試合からスタメンを変えた人数が『85人』に達している。これはプレミアのクラブの中ではダントツの1番だ。今回のカラバフ戦では、1日に行われたトッテナム戦から実に7人もスタメンが変わっていることになり、ローテーションしすぎたのかもしれない。

ちなみに、チェルシーに次いで多いのはリヴァプールで69人だ。チェルシーの場合は毎年の大型補強でスカッドが膨れ上がっているが、今夏はリヴァプールもMFフロリアン・ヴィルツやFWウーゴ・エキティケら前線に大幅に手を加えている。前線のベストな組み合わせを探そうと指揮官アルネ・スロットはかなり頭を悩ませているようで、毎試合実験のように前線の組み合わせが変わっている。

適度なローテーションは必要であり、チェルシーの場合は怪我人の問題にも苦しんできた。そうした場合に備えて選手層は厚い方がいいが、選手が多すぎるのも問題か。マレスカもこの部分には悩んでいるはずで、カラバフ戦は痛い形で勝ち点を取りこぼすことになってしまった。



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