「ブラジル戦で決勝点なんて信じられない」上田綺世のブラジル戦ゴールにオランダメディアも驚き隠せず「我々は真の飛躍を目撃している」

パラグアイ戦、ブラジル戦で計2得点を挙げた上田 Photo/Getty Images

ブラジル戦の決勝点はインパクトがあった

キリン・チャレンジカップでブラジル代表を3-2と破った日本代表。決勝点を挙げたのはFW上田綺世だが、あのゴールは上田がプレイするオランダのロッテルダムにも衝撃をもたらしたようだ。

フェイエノールトで8試合8得点を挙げ、エールディヴィジの得点ランキング首位を突っ走る上田。オランダメディア『AD Voetbal』のポッドキャストで語ったジャーナリストのミコス・グーカ氏は、「ブラジル戦で決勝点を決めたなんて信じられない」と上田の活躍について称賛を贈った。

「つい最近、彼が日本で挙げたゴールについて記事を書いたのを覚えています。当時は一部のジャーナリストが熱狂していましたが、ミャンマーやバーレーンといったチームとの試合でのゴールでした。でもついに強豪国相手に何かを見せてくれるんじゃないかと思っていました」

フェイエノールト加入からの2年間、上田はサンティ・ヒメネスらの陰に隠れ、決して目立つ存在ではなかった。今季の絶好調ぶりは現地のジャーナリストから見ても驚きであるようだ。

「ロッテルダムで風をつかみ、カルト的な人気を得るポテンシャルを秘めた選手といえば、まさに上田です。2年間は病気、衰弱、そして失望の時代だったと言えるでしょう。誰にも特に感銘を与えることはありませんでした。しかし今、我々は突如として真の飛躍を目撃しています。今後数カ月で真に変化をもたらすのは、この選手かもしれません」

ただし、上田はこれまで負傷で欠場することも多く、その点は警戒すべきだと同氏は語っている。怪我なくこの好調を維持し、得点記録をどこまで伸ばすことができるか。2桁得点は早くも見えてきており、上田の活躍で現在首位のフェイエノールトがリーグ優勝を勝ち取ることも現実的となりつつある。



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