2億5000万ポンドを投じるも…… キャラガー氏はチェルシー優勝はまだ無理と主張「向上心がまったくない」

マレスカ監督率いるチームは優勝争いに食い込めるか Photo/Getty Images

大量の補強を行なったが

今夏の移籍市場で積極的に動いているチェルシー。FWリアム・デラップ、FWジェイミー・バイノー・ギッテンス、FWジョアン・ペドロ、DFヨレル・ハトらを獲得し、今夏投じた資金は約2億5000万ポンドにものぼっている。

今夏のCWCではワールドチャンピオンにも輝いたチェルシー。にもかかわらず、プレミアリーグのご意見番である元リヴァプールDFジェイミー・キャラガー氏はまだチェルシーの優勝は遠いと見ているようだ。『The Overlap』にて同氏は語った。

「レアル・マドリードは(CWCで)本当に勝ちたかったし、PSGもマンチェスター・シティもそうだった。最強と分類されるチームはみな勝ちたかったのだ。だからこれ(優勝)は大きなことだと思うし、エンツォ・マレスカとサポーターの間に昨シーズンにあまりなかった絆を築くのに役立つはずだ」

「でも、それがチェルシーをタイトルに近づけるかどうかはわからない。ここ数年、チェルシーで移籍が起こるたびに選手は入れ替わるだけで、レベルアップにつながる選手はいないように感じる」

「コール・パルマーが素晴らしいのはわかっているが、ウイングの選手全員が同じ気持ちだ。ギッテンスが来てマドゥエケが去ったのがその好例だ。向上心がまったくなく、多くのポジションでそれが見られる」

ギッテンスとマドゥエケを比較したとき、明らかにギッテンスのほうが優れているとは言い難い。似たレベルの選手たちが入れ替わっているだけで、明らかなレベルの向上にはつながっていないとキャラガー氏は主張した。

スカッドは充実しており、どのポジションにも一線級の選手たちが2人以上いる。しかしゲームを一瞬で変えるような選手はパルマーとエンソ・フェルナンデスくらいしか見当たらず、守備陣にも絶対的なリーダーはいない。

まだ発展途上ということかもしれないが、チェルシーのリーグ優勝は今季も夢物語なのだろうか。


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