「インテルは彼を信じるべき。レンタルはもうたくさん」 インテルはスペツィアでゴールを量産してきたエスポジトをチームに残すべきだ

CWCでインパクトを残すエスポジト photo/Getty Images

チームの第3FWとして試すべきか

現在アメリカで開催されているクラブワールドカップ2025は真剣勝負の場ではあるが、欧州トップクラブにとっては若手の力を試す場にもなる。

レアル・マドリードではFWゴンサロ・ガルシアがブレイクの兆しを見せているが、インテルではスペツィアのレンタル移籍から戻ってきたFWフランチェスコ・ピオ・エスポジトだ。

今季スペツィアのエースとしてセリエBで19ゴールを挙げたエスポジトは、25日に行われたクラブワールドカップ・グループステージ最終節のリーベル・プレート戦で決勝ゴールを記録。ラウタロ・マルティネスの相棒として先発し、ひとまず結果を残すことができた。

エスポジトに関してはインテルに残るのか、再びレンタルに出るかなど様々な議論はあるが、インテルで指揮官も務めたアンドレア・ストラマッチョーニはエスポジトをチームに残すべきだと主張。イタリア代表のエースになれる素質があると期待をかけている。

「選手はハイレベルな環境、チームメイト、高度なプレッシャーにさらされることで成長する。この影響度を過小評価しがちだ。強い選手はインテルに残らないといけないし、ピオはまさにその選手だと思う。今のインテルに彼ほどのフィジカルを持ち、ゴールに背を向けてプレイできる選手はいないよ。彼にはアズーリの9番になる素質がある。道のりは長く、謙虚さとハングリー精神を持って試合ごとに価値を証明しなければならないけどね。今のイタリアサッカー界は若手の将来性を信じないといけない。ガットゥーゾ(監督)はピオのことを理解していると思うが、インテルも彼を信じるべきだ。レンタル移籍の話はもうたくさんだね」(『Gazzetta dello Sport』より)。

インテルにはラウタロ、マルクス・テュラムがいるため、エズポジトがスタメンを掴むのは簡単ではない。まずはバックアッパーからのスタートになるだろうが、それでもトップチームで1年間試す価値はあるか。

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