ヴィルツ、フリンポン、ターが抜けたレヴァークーゼンをどう立て直す 新監督テン・ハーグはマンU時代より難しい仕事に挑むことに

レヴァークーゼンの指揮官に就任するテン・ハーグ photo/Getty Images

巨額の売却益をどう使うか

今季限りで指揮官シャビ・アロンソが退任したレヴァークーゼンは、後任に元マンチェスター・ユナイテッド指揮官エリック・テン・ハーグを招聘した。

テン・ハーグはアヤックスで成功を収めたが、マンUでは思ったほどの成果を残せなかった。FA杯、カラバオ杯は制したものの、マンUではお気に入りだったFWアントニーの獲得など裏目に出る采配が多かった印象だ。

レヴァークーゼン挑戦は評価を取り戻す戦いと言えるかもしれないが、こちらも楽な仕事ではない。レヴァークーゼンはすでにMFフロリアン・ヴィルツ、DFジェレミー・フリンポンの主力2名をリヴァプールに売却しており、DFヨナタン・ターもライバルのバイエルンへと移籍している。

攻守の要が揃って抜けることになり、来季のレヴァークーゼンは全く別のチームになると言ってもいい。『Football Transfers』はレヴァークーゼンがヴィルツらの売却で合計3億ユーロ近い売却益を手にすると見ており、これをテン・ハーグ体制でどう使うか注目される。

マンU時代の補強策は失敗した印象が強く、同じ失敗を繰り返すことはできない。もっともレヴァークーゼンはシモン・ロルフェスSD、フェルナンド・カロCEOが補強面で決定権を握っており、1人の選手に6000万や8000万ユーロといった巨額を注ぎ込むこともないと同メディアは見ている。このあたりはマンU時代の違いと言えそうで、この環境下でテン・ハーグがどこまでチームを強化できるかは興味深い。

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