プレミアで20ゴールのムベウモは“1シーズン限定”のブレイクだったのか マンUが6000万ポンドで獲得狙うも、継続性に疑問の声が

ブレントフォードでブレイクしたムベウモ photo/Getty Images

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移籍金はかなり高額だ

今季プレミアリーグ15位に終わったマンチェスター・ユナイテッドでは、44ゴールしか奪えなかった得点力不足が大きな問題となっていた。この問題を解消すべく、今夏はすでにウォルバーハンプトンからFWマテウス・クーニャを獲得。

さらに次なる新戦力としてブレントフォードFWブライアン・ムベウモの獲得にも動いており、今季ムベウモはリーグ戦で20ゴールを奪っている選手だ。獲得が実現すれば、マンUにとって大きな戦力になることが期待される。

ただ、読めないところもある。英『BBC』はムベウモについて「ブレイクは今季1度きりのものだったのか?」と取り上げている。
今季リーグで20ゴール奪ったムベウモの活躍は見事だったが、25歳のムベウモがトップリーグで二桁得点を奪うのは今季が初である。2023-24シーズンもプレミアでは9ゴール6アシスト、2022-23シーズンも9ゴール8アシストの成績を残しており、二桁得点に近い数字を記録していたのは確かだ。それが今季一気に2倍以上に得点数が増えることになったわけだが、問題はこれを継続できるかだ。

ムベウモはフランスのトロワに在籍していた2018-19シーズンにもリーグ戦10ゴールを記録しているが、当時は2部のリーグ・ドゥでのプレイだった。

同メディアは今季のムベウモのゴール期待値が12.3と紹介していて、この数値で20ゴールに達したのはレアケースと見ている。これが来季以降も20ゴール近い数字を残せるのか疑問視している理由だ。

あくまで中堅クラブであるブレントフォードと、順位が落ちたとはいえ名門であるマンUではかかってくるプレッシャーも異なる。マンUはムベウモ獲得に6000万ポンドのオファーを提示しているとされるが、決して安くない金額だ。

近年のマンUは大金をかけた補強で失敗するケースが続いているが、果たしてムベウモは当たりとなるのか。ややリスクのある補強なのかもしれない。

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