アジア勢はまだCWCで勝てていない 浦和、蔚山現代、アル・アインら世界との実力差を感じる船出に「早期の帰国が視野に入っている」

浦和はリーベルに敗北 photo/Getty Images

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ここから意地を見せられるか

アメリカで開催されているクラブワールドカップ2025は、アジア勢にとって何とも厳しい立ち上がりになった。

リーベルプレートに挑んだ浦和レッズは善戦したものの、1-3で敗北。韓国の蔚山現代は南アフリカのマメロディ・サンダウンズに0-1で敗れ、UAEのアル・アインはユヴェントスに0-5で完敗。

アジア枠で勝ち点を得たのは、レアル・マドリードと1-1で引き分けたサウジアラビアのアル・ヒラルのみで、グループステージ初戦では世界との実力差を感じさせられる結果となってしまった。
『ESPN』はアジア勢にとって厳しい船出になったと取り上げていて、今後の対戦カードからアジア勢の早期敗退も現実的と見ている。

韓国の蔚山現代に関しては、今季国内リーグでも4位と出遅れており、首位の全北現代とは12ポイント差がついている。CWCでの苦戦も同メディアは想定内と見ていて、ここから蔚山現代はフルミネンセ、ドルトムントとの対戦だ。初戦で戦ったマメロディ・サウンダウンズよりも格上の2クラブであり、蔚山現代のグループ敗退が濃厚と見られる。

苦しいのはリーベルプレートに敗れた浦和も同じで、21日にインテル、26日にモンテレイと対戦する。今季チャンピオンズリーグ決勝でパリ・サンジェルマンに手痛くやられたとはいえ、インテルはワールドクラスのタレントを揃えた強敵だ。浦和が勝つのは簡単ではない。同メディアも「早期の帰国が視野に入っている」と伝えていて、初戦を落とした浦和もグループ突破は厳しいと見られている。

初戦でユヴェントスに0-5で敗れたアル・アインも意気消沈といったところだろう。第2節ではまたも欧州の強敵マンチェスター・シティとの対戦で、2試合続けての大敗もあり得る。

初戦でレアルと引き分け、ザルツブルク、パチューカとの対戦を残すアル・ヒラルが数少ない希望と言えそうだが、アジア勢は決勝トーナメントにチームを送り込めるだろうか。ショッキングな形でCWCが終わってしまう可能性もあり、第2節で意地を見せてほしいところだ。

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