猛暑のアメリカで堅守速攻型の戦いは難しい? アトレティコを圧倒したPSGは「明らかに気温の影響を受けていた。90分を通してハードワークするのは不可能」

アトレティコを圧倒したPSG photo/Getty Images

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暑さに選手たちは苦しんでいる

チャンピオンズリーグを制した勢いそのままに、クラブワールドカップのグループステージ初戦でもアトレティコ・マドリードを4-0で粉砕したパリ・サンジェルマン。

ややレフェリングに疑問が残るゲームではあったものの、アトレティコはCL王者PSGに圧倒されてしまった。PSGのクオリティを褒めるべきではあるが、アトレティコの戦い方も見直していく必要があるのだろう。このゲームではPSGが75%ものポゼッション率を記録しており、序盤からPSGがボールを動かしてアトレティコがそれを迎え撃つ構図となっていたが、夏のアメリカでアトレティコの戦い方は無理があるのかもしれない。

というのも、今回の舞台となるアメリカは猛暑が厳しいのだ。英『Daily Mail』によると、この試合後にはPSG指揮官ルイス・エンリケも「ゲームは明らかに気温の影響を受けていた。プレイの面で、90分を通してハードワークするのは不可能だ」と語っていて、30度を超える暑さとなれば走り続けるのは厳しい。
中盤からPSGをコントロールするMFヴィティーニャも「両チームにとって同じことだけど、難しいね。アトレティコはボールを持っていなかったから、僕たちより難しかったかもしれない。ボールを追いかける方が難しくなるからだ。この時間は暑い。顔が真っ赤になるよ。本当にしんどいゲームだったけど、出来る限り回復に努めていくよ」と語っていて、暑い中で相手のパス回しを追いかけるのは体力的にも精神的にも厳しい。

暑さとの戦いも今大会のキーワードの1つとなりそうで、堅守速攻型のチームにとっては厳しい大会となるかもしれない。

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