パーマー、ラヴィアに続きデラップも加入 英紙は「チェルシー税」の導入をシティに提案

チェルシーに移籍したリアム・デラップ photo/Getty images

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ギッテンスも狙われている

今夏の移籍市場ではイプスウィッチからリアム・デラップを獲得したチェルシー。ドルトムントのジェイミー・バイノー・ギッテンスも獲得候補となっており、前線の強化に励んでいる。

そんなチェルシーが目をつけた2人にはある共通点がある。それがマンチェスター・シティのアカデミー出身者であるということだ。

チェルシーにはシティユース出身の選手が多く、現在のスカッドではコール・パーマー、ロメオ・ラヴィア、トシン・アダラビオヨが該当する。
こうなった理由としてはサウサンプトンからやってきたジョー・ショールズ氏の加入にある。同氏はシティの元アカデミー責任者であり、そこからシティ色が強まった。

そこで『Manchester Evening News』はある興味深い提案をしている。それはチェルシーがシティユース出身の選手を獲得しようとした際にのみ発動する新たな条項を加えるというものだ。

シティはユース出身の選手を売却する際に、再売却条項をつけて放出している。これはその選手が放出先から移籍した場合に一部の移籍金がシティに入るというもので、実際にイプスウィッチからデラップがチェルシーに移籍した際に、シティは移籍金の一部を受け取っている。

今回英紙が提案したものは、受け取る一部の移籍金の割合をチェルシーが獲得する場合にのみ引き上げるというもの。チェルシーはシティユースを高く評価しており、今後もこのような状況が続くのであれば、収入増加が狙える面白い提案といえる。

シティは過去にこのような試みを行っており、それがレアル・マドリードへ移籍したブラヒム・ディアスの例だ。同選手がシティのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するのであれば、再売却条項で受け取る金額を10%から40%に引き上げると契約に付け加えたという。

近年シティは選手売却で大きな利益を得ており、チェルシーはそれに一役買っているのが現状だ。この流れをシティはどのように生かすのか注目したい。

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