ベリンガムは6ゴール、フォーデンは4ゴール タレントは凄いのに“塩試合”連発のイングランドをトゥヘルはどう変える

ベリンガムは世代を代表する才能だ photo/Getty Images

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ケイン以外の得点数を増やしたい

新監督にトーマス・トゥヘルを迎え、2026ワールドカップ優勝を目指すイングランド代表。タレントは十分すぎるほどに揃っているが、解決しなければならない課題もある。

英『Daily Mirror』が求めているのは、大エースのハリー・ケインに頼りすぎない攻撃陣の構築だ。ケインはイングランド代表歴代最多となる71ゴールを挙げており、ケインが攻撃の中心となるのは当然だ。ただ、他の選手があまりゴールを決めていないのだ。タレントは揃っているのに、どこか攻撃が湿っぽい。それがガレス・サウスゲイト前体制までの印象ではないだろうか。

まだまだ若い選手が多いとはいえ、MFジュード・ベリンガムは代表で42試合6ゴール、デクラン・ライスは64試合で5ゴール、フィル・フォーデンは45試合で4ゴール、FWブカヨ・サカは43試合で12ゴールと、彼らの実力を考えると得点数は物足りない。
昨夏のEURO2024も決勝まで進んだが、7試合で8ゴールしか奪えないなど攻撃内容は退屈だった。イングランド代表はデイビッド・ベッカムやスティーブン・ジェラードら黄金世代と呼ばれた時も、タレント力に反して塩試合が多いなんて言われることもあった。それは今も変わらず、それがサウスゲイト体制の人気が上がらなかった1つの原因だった。

サポーターはタレント力をフルに活かし、ド派手な攻撃サッカーを求めているはず。それを実現するだけのタレント力は揃っているはずで、トゥヘルには魅惑の攻撃チームの構築が期待される。

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