ブルーノ・フェルナンデス退団の決断は1週間以内 アル・ヒラルが最終リミット提示

去就が不透明なフェルナンデス Photo/Getty Images

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運命の猶予だ

サウジアラビアの強豪アル・ヒラルが、マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンであるブルーノ・フェルナンデスに対し、正式オファーからさらに1週間の猶予を与えたことが判明した。『Daily Mail』などの報道によれば、交渉は最終局面に入りつつあり、クラブ・ワールドカップ直前の大型補強が現実味を帯びているようだ。

今週初め、アル・ヒラルはフェルナンデスに対し、総額3億ポンドに及ぶ衝撃的なオファーを提示。内容は、移籍金としてユナイテッドに1億ポンド、さらに選手本人に対しては週給70万ポンドの契約で総額2億ポンドという破格の条件だった。この提示に対し、当初は72時間以内の返答が求められていたが、交渉継続の余地を残す形でリミットが1週間に延長された。

フェルナンデスは「自分はクラブに必要とされる限り残る」と語る一方で「クラブが別れの時だと判断すれば、それもフットボールだ」と柔軟な姿勢も見せている。実際に代理人のミゲル・ピーニョ氏はリヤドを訪問し、アル・ヒラルのクラブ関係者と対話を交わしたとされる。
アル・ヒラルは単なる契約交渉にとどまらず、クラブ施設や環境すべてを紹介する形でフェルナンデス陣営を歓迎。彼をCWC前にチームへ加えたいという熱意を行動で示しているという。

しかし、ユナイテッドのルベン・アモリム監督は、アジアでのポストシーズンツアー中にこの噂に言及し「私はそうは思わない」とコメント。続けて「彼は多くのオファーを断っているし、残留を望んでいるように思う。ただ、何が起こるかわからない」と述べた。

クラブの中核を担う司令塔の去就は、今後のユナイテッドの編成に大きな影響を及ぼす。フェルナンデスが退団を決断すれば、キャプテン交代と中盤再構築を迫られることになる。果たして、フェルナンデスはどのような決断を下すのか。注目が集まる。

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