チェコの黄金期を支えたロシツキー氏が心臓疾患で救急搬送 生活習慣と運動不足が原因

健康問題が判明したロシツキー氏 photo/Getty Images

スパルタ・プラハの現スポーツディレクター

2000年代初頭から2010年代にかけてチェコ代表やボルシア・ドルトムント、アーセナルで活躍したトーマス・ロシツキー氏が健康問題で入院していたようだ。

ドイツ紙『Bild』によれば、ロシツキー氏は心臓の疾患のため先週病院に救急搬送され、集中治療室に運ばれた。幸いにも手術の必要はなく、既に退院したが、今回の原因が生活習慣の悪さと運動不足によるものであることから、ロシツキー氏も「今の状況は、もっと体のケアをしないといけないということを示しているね」と今後は健康管理に一層注意を払うと誓っている。

1980年10月生まれで現在44歳のロシツキー氏は、1999年4月にスパルタ・プラハでプロデビューを飾り、2001年1月にドルトムントに移籍。エースナンバーである背番号10を付けてゲームメイカーとしてチームを統率し、『リトル・モーツァルト』と呼ばれた。また、ドルトムント時代にはチェコ代表でも中心選手として活躍し、パベル・ネドベドやヤン・コレルらとともに2000年代初頭のチェコの黄金期を支えた。

その後2006年5月にアーセナルへ移籍。怪我による長期離脱が多かったが、試合に出ればアウトサイドキックを使ったパスやシュートなど創造性豊かな魅せるプレイでサポーターに愛された。2016年7月には契約満了によりアーセナルを退団し、古巣であるスパルタ・プラハに復帰。翌2017年12月に現役を引退し、2018年からはスパルタ・プラハのスポーツディレクターを務めている。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.305 欧州クライマックス

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ