2024-25シーズンはアントニオ・コンテを指揮官に迎えてスクデットを獲得したナポリ。目指すは当然連覇だが、新シーズンはチャンピオンズリーグにも参戦するため、更なる選手層が必要となるだろう。
すでに今夏の市場ではマンチェスター・シティを離れたMFケビン・デ・ブライネをフリーで加え、エンポリからは20歳と若いDFルカ・マリアヌッチを獲得。
他には2024-25シーズンにPSVの主力としてエールディヴィジで11ゴール10アシストを記録したオランダ代表FWノア・ラング、ウディネーゼで活躍する大型FWロレンツォ・ルッカの獲得に近づいているとされ、2人を獲得できれば前線の層はかなり厚くなる。
守備面ではボローニャDFサム・ブーケマ、トリノGKヴァニャ・ミリンコビッチ・サビッチの獲得にも動いているようで、CLの戦いへ守備陣の補強も欠かせない。
『Football Italia』は新シーズンの予想スタメンを作成しているが、全ての補強が完了すれば選手層はなかなか豪華なものとなる。
GK:アレックス・メレトorサビッチ
サイドバック:ディ・ロレンツォ、マティアス・オリベラorレオナルド・スピナッツォーラ
センターバック:アレッサンドロ・ボンジョルノ、アミル・ラフマニorブーケマorマリアヌッチ
サビッチを獲得できた場合、メレトとの守護神争いが勃発する。センターバックはブーケマの獲得が完了すれば、すでに獲得しているマリアヌッチと合わせて層が厚くなる。ボンジョルノが最終ラインのキーマンで、その相棒を争う構図となるか。
MF:デ・ブライネ、スコット・マクトミネイ、スタニスラフ・ロボツカ、アンドレ・ザンボ・アンギサ、ビリー・ギルモア
ここはデ・ブライネの加入で攻撃の選択肢が増えている。スクデットに大きく貢献したマクトミネイも変わることなく中盤の柱となるはずで、攻守にアップダウンできるアンギサも確かな実力者だ。全員をチームに留めることが出来るならば、中盤の人員は万全と言える。
ウイング:マッテオ・ポリターノ、ラング、ダヴィド・ネレス
FW:ロメル・ルカク、ルッカ
ラスパドーリは出番減少の可能性から退団の噂もあり、ルッカを獲得できた場合はルカクとルッカの大型FWが前線の軸となっていきそうだ。両名ともパワフルなセンターフォワードであり、コンテのスタイルに合う選手だ。
果たしてリーグ連覇とCL上位進出は叶うのか。今夏の補強は極めて重要であり、どこまでパワーアップできるか注目される。