ボルシアMGは板倉滉の今夏退団を既に想定済 指揮官「ここ3,4年で他のクラブが興味を持つような存在に」

ボルシアMGの板倉滉 photo/Getty Images

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現行契約は来年6月末で満了

ボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督がドイツ紙『Bild』の取材に応じ、同クラブ所属の日本代表DF板倉滉の去就について言及した。

2022年7月にボルシアMGへ加入して以来ディフェンスリーダーとしてチームの牽引役を担ってきた板倉だが、昨年夏にPSVへの移籍話が持ち上がり、さらに最近ではバイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントも獲得を検討していると現地メディアが報じるなど、その去就はボルシアMGをめぐる注目点の一つとなっている。

板倉自身はステップアップを希望していることからボルシアMGとの契約延長には消極的であるとされる。また、ここ数年でマルクス・テュラム(現インテル・ミラノ)、ラミ・ベンセバイニ(現ボルシア・ドルトムント)、マティアス・ギンター(現フライブルク)など主力選手との契約延長交渉が難航した結果彼らを契約満了に伴う移籍金ゼロのフリー移籍で失った苦い経験があるボルシアMGとしても、無理に板倉を引き留めるよりも適正価格と思えるオファーがあれば移籍を容認する方針であるという。
こうした中、セオアネ監督は『Bild』の取材に対して、「コウは、そのパフォーマンスによってここ3,4年で他のクラブが興味を持つような存在になった」とコメント。さらに、「彼がビッグクラブの一つに移籍し、そしてスポーツ的な面でさらに成長できるのであれば、それは我々にとっても嬉しいことだ」とも語り、今年夏に板倉がボルシアMGを去るだろうとの考えを明かした。

ドイツメディア『Transfermarkt』が算出している板倉の市場価値は、1200万ユーロ(約19億6000万円)。このあたりの金額が移籍金として提示されればボルシアMGが板倉の移籍交渉に応じる可能性が高い。果たして今年夏に板倉はどのような決断を下すことになるのだろうか。

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