プレミアリーグ第35節ブライトン対ニューカッスルの一戦が行われた。
日本代表の三笘薫は負傷でベンチ外に。左WGの代役にはシモン・アディングラが選ばれた。
一方のニューカッスルは中盤のジョエリントンが怪我でメンバー外となり、ジョー・ウィロックが中盤の一角を務める。
5分、いきなりブライトンにアクシデント発生。右サイドのヤンクバ・ミンテがティノ・リヴラメントとの接触後に膝を抑えてピッチに倒れ込み試合が一時中断。ドクターとコミュニケーションを取り、ミンテが一度ピッチを離れて試合が再開された。その後はピッチに戻っており、問題はなかったようだ。
11分、ニューカッスルにチャンス。左サイドのダン・バーンからのロングフィードを処理しきれなかったブライトンDF陣に対し、ハーヴィ―・バーンズがこぼれ球を拾ってボックス内左に侵入。左足でシュートを放つも、力はなく、ブライトンの守護神バルト・フェルブルッヘンに防がれてしまった。
ニューカッスルのハイプレスに対し、ブライトンはGKフェルブルッヘンを中心に臆せず後方から繋いでいく。
28分、ブライトンが先制。左サイドからアディングラがクロスを送り、一度は跳ね返されるもこぼれ球を拾ったマッツ・ウィーファーが素早く右サイドのミンテにパスを預ける。ミンテは得意のカットインから密集しているゴール中央に切り込み、一人かわして左足を振り抜く。強烈なシュートはゴール左に突き刺さり、ホームのブライトンが先制に成功した。
35分、バーンズの猛攻からニューカッスルが左CKを獲得。大外にいるサイズのあるバーンに高いクロスを送り込むも、うまく合わせられない。
この試合で得点を取ったこともあり、後方からはスピードのあるミンテに対し、スペースを走らせるようなパスが連続して出されている。
45分、ニューカッスルのビルドアップにブライトンのハイプレスが襲い掛かる。サンドロ・トナーリに対し、背後からミンテがボールを奪い取るも、トナーリが素早く取り返し、事なきを得る。
後半はスタートからブライトンがボールを保持する展開に。50分にバレバの推進力のあるドリブルでボックス内に侵入するも、シュートには持ち込めない。
54分、ブライトンが選手交代。1枚カードを貰っているウィーファーを下げ、タイリック・ランプティが右SBに投入された。
56分、続いてニューカッスルも選手交代。ジェイコブ・マーフィーが下がり、同じくアタッカーのアンソニー・ゴードンがピッチに入る。
57分、その後ゴードンがいきなり倒され、主審はPKスポットを指さす。左サイドでボールを受けると、ランプティに1対1を仕掛け、うまく倒されPKを得た。しかし、VARの介入により、この判定は撤回。ニューカッスルボールのFKで試合が再開される。
65分、ニューカッスルがペナルティエリア手前の右でFKを獲得。キッカーのゴードンは大外のバーンを狙うも、うまく合わせられず、ボールは左サイドに流れてしまう。
69分、リードしているブライトンが2枚替え。ジャック・ヒンシェルウッドとアディングラを下げ、ヤシン・アヤリとジョエル・フェルトマンがピッチに送り出された。
70分、ニューカッスルに再びPKのチャンス。ブルーノ・ギマランイスのパスに抜け出したウィロックがボックス内でヤン・ポール・ファン・ヘッケに倒された。しかし、主審はオンフィールドレビュー後ウィロックにシミュレーションとしてイエローカードを提示。PKの判定は再び覆された。
75分、ニューカッスルはカードを貰ったウィロックを下げ、FWのカラム・ウィルソンを送り込む。
84分、高い位置を取っていたCBのファビアン・シェアのパスを受けたバーンズがペナルティエリアアーク内で倒され、FKを獲得。キッカーのシェアのシュートは壁になっていたアヤリの手に当たり、主審はこの試合で3度目となるPKの判定を下した。VAR後も判定に変更はなく、ニューカッスルがようやくPKのチャンスを手にする。
キッカーはアレクサンダル・イサク。冷静にフェルブルッヘンの逆を突き、ニューカッスルが土壇場で追いついた。
後半のアディショナルタイムはPKの取り消し等もあり、9分となった。
その後はニューカッスルが猛攻も仕掛けるも、ブライトンゴールから得点は奪えず、1-1のドローに終わった。
ブライトン 1-1 ニューカッスル
ブライトン
28分 ヤンクバ・ミンテ
ニューカッスル
89分 PK アレクサンダル・イサク