横浜F・マリノスからたった“130万ポンド”で獲得したのは大バーゲン 予想を超える前田大然の成長「名声の向上とともに市場価値も上がっている」

セルティックでプレイする前田 photo/Getty Images

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ここまでゴールを量産するとは予想外だったか

今季ここまで全コンペティション合わせて33ゴール11アシストを記録し、誰もが認めるセルティックのエースとなったFW前田大然。今季の活躍からプレミアリーグからの関心も噂されるが、セルティックにとっても悪いビジネスではない。

前田は2022年に買取オプション付きのレンタル移籍で横浜F・マリノスからセルティックに移籍し、セルティックはその後130万ポンドとバーゲン価格で完全移籍に切り替えている。英『67HailHail』は、今季の活躍もあって前田の市場価値は当時より587%は増加していると伝えている。前田を売却する場合、セルティックは巨額の利益を得ることになる。

また同メディアは、前田がここまでブレイクするとは予想外だったとも伝えている。セルティックの前線では古橋亨梧やジョッタが中心的な役割をこなしていたこともあり、前田の数字は思うように伸びなかった。それだけに今のゴール量産モードに驚きがあるようだ。
「2022年に加入して以降、前田は古橋やジョッタといった才能ある選手たちと前線のポジションを争わなければならなかった。他の選手たちの活躍や影響力の大きさもあり、前田にはスポットライトが当たらず、ゴールやアシストの面でも期待はずれだった。しかし古橋とジョッタが退団し(ジョッタはその後復帰)、前田はエースとしての地位を確立することに成功した。前田は今季のクラブ年間MVPの最有力候補であり、その名声の向上とともに市場価値も上がっている。クラブにとっては莫大な利益をもたらすことになるのだ」

「前田の市場価値は加入時点で136万ポンドほどだったが、そこから市場価値は上がり続けている。今では937万ポンドだ。クラブとの契約は2027年に満了となるため、クラブは前田の将来について決定を下さなければならない。プレミアリーグのクラブの中にも前田に関心を示しているところがあるようで、契約が残り2年となった今夏は前田にとって重要な夏となるかもしれない」

前田は加入当初からスピードや運動量が高く評価されてきたが、得点力に関しては疑問もあった。それだけに、今季の大ブレイクには日本のファンも驚いていることかもしれない。

ステップアップするには絶好の機会であり、今の力ならば5大リーグでも通用するはずだ。

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