プレミアリーグ上位対決を制したのはノッティンガム・フォレスト ハドソン・オドイの右足でペップ・シティを下す
値千金のゴールを挙げたハドソン・オドイ photo/Getty Images
フォレストが貴重な勝ち点3を得た
プレミアリーグ第28節ノッティンガム・フォレスト対マンチェスター・シティの一戦がフォレストのホームであるシティ・グラウンドで行われた。
両チームは現在トップ4に位置しており、勝ち点差はわずか1ポイント。フォレストが3位につけており、4位シティが勝利すれば、順位が入れ替わるゲームとなる。前回対戦はプレミア第14節で絶不調のシティがホームでフォレストを3-0で下している。
試合の序盤は予想通り、シティがボールを持つ展開に。突破力のあるジェレミー・ドクとサビーニョの両サイドのドリブラーにボールが集まる。
3分、フォレストが相手のミスから左CKを獲得。キッカーのアントニー・エランガがインサイドのクロスを送るも、シュートには持ち込めない。
8分、シティに決定機。アーリング・ハーランドが敵陣で相手のミスからボールを奪うと、持ち込んでペナルティエリア手前の右からシュートを放つ。しかし、相手に防がれ、枠は捉えられない。
左サイドではドク対フォレストの右SBオラ・アイナの熾烈な1対1が繰り広げられている。
シティは右SBのマテウス・ヌネスが中盤に入り、[3-2]の形でビルドアップを行う。それに対してフォレストはCFのクリス・ウッドとWGのエランガが2枚でプレッシャーをかけている。シティはフォレストの守備に苦戦し、中を使えず、外回り中心のビルドアップになっている。
28分、外回り中心のパスワークになっていたシティがドクの左サイドからチャンスを作る。ドクはパスを受けた段階で、正面のアイナ、そしてサポートにきたニコラス・ドミンゲスのダブルチームを受けているが、前にスペースを見出し、ポケットにパスを供給。フィル・フォーデンが反応してクロスをゴール前に送り込むも、フォレストDFにクリアされてしまう。
33分、フォレストがペナルティ手前の右からセットプレイを獲得。キッカーのエランガはファーサイドに浮き球のパスを送るも、反応したモーガン・ギブス・ホワイトは折り返すことができない。
後半は互いに選手交代なく、スタートした。前半終了間際に負傷したかに思われた、シティのヌネスは問題なく右SBとしてプレイしている。
シティは両WGの位置を変更。右にドク、左にサビーニョを配置して後半に入った。
今季は守備に問題を抱えているシティだが、この日は帰陣が早い。52分にはカウンターを受けそうになるも、ベルナルド・シウバが全力でプレスバックし、味方をサポートして事なきを得た。
61分、シティが選手交代。ヌネスとニコ・ゴンザレスを下げて、マテオ・コヴァチッチとリコ・ルイスが投入された。
66分、フォレストにビッグチャンス。自陣で相手のボールロストを拾うと、ロングカウンターを発動。最後はカラム・ハドソン・オドイがボックス内からシュートを放つも、エデルソンのビッグセーブに遭い、スコアは動かせない。
69分、シティが再び選手交代。サビーニョとフォーデンを下げ、オマル・マルムシュ、ケビン・デ・ブライネがピッチに送り込まれた。
同時にフォレストも選手を入れ替える。ドミンゲスに代えてライアン・イェーツが投入された。
76分、マルムシュがイェーツに倒され、ペナルティエリア手前の左でセットプレイを獲得。キッカーは投入されたデ・ブライネ。右足を振り抜くも、シュートはマッツ・セルスの正面に飛んでしまう。
83分、フォレストが先制。自陣からのロングフィードを右サイドで受けたオドイがそのままドリブルでボックス内に侵入し、右足を振り抜く。ボールはゴール右に突き刺さり、ホームのフォレストが先制に成功した。
フォレストの先制後はシティが猛攻を仕掛ける形に。後半アディショナルタイムにはペナルティエリア手前の中央から途中交代のコヴァチッチがシュートを放つも、わずかに右にそれてしまった。
その後スコアは動かず、1-0でホームのフォレストが白星を挙げた。シティは攻め込むも、枠内シュートはわずか3本に終わっており、アタッキングサードでのアイデア不足が露呈することに。
ノッティンガム・フォレスト 1-0 マンチェスター・シティ
フォレスト
83分 カラム・ハドソン・オドイ