昨季はプレミアで10ゴールを奪ったが…… ホイルンドはマンUのエースになれるのか「基本的なプレイをするのにも苦労する選手に」

マンUでプレイするホイルンド photo/Getty Images

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今季は2ゴールと苦戦中

ちょうど昨年の1月から2月にかけて、マンチェスター・ユナイテッドFWラスムス・ホイルンドは加入以来最高の状態にあった。昨年1月14日のトッテナム戦を皮切りに、5試合で6ゴールと爆発。アタランタから7200万ポンドで獲得したホイルンドがこのままクラブのエースになっていくかと思われた。

しかし、あれからの1年で期待感は薄れつつある。昨季はプレミア初挑戦ながら二桁10ゴールを挙げたが、今季ここまでの得点数は僅か2点だ。

指揮官がエリック・テン・ハーグからルベン・アモリムに交代するなど、チームが混乱状態にあるのも一因ではある。しかし英『Manchester Evening News』は、そろそろサポーターの我慢も限界に近づいているとホイルンドの現状を問題視している。
「ホイルンドは2月4日に22歳の誕生日を迎えるが、昨年の誕生日を羨ましく振り返るに違いない。昨年の誕生日には上昇気流に乗っていたからだ。それが今季はここまで僅か2ゴールで、昨季との差は歴然だ。直近のフラム戦でも迷いが見え、ボールタッチ数は僅か20回。この1年で、彼は楽しそうにネットを揺らしていた選手から、基本的なプレイをするのにも苦労する選手へと変わってしまった。ほとんど価値を生み出さず、サポーターはうんざりし始めている」

とはいえ、同メディアは責任がマンU側にもあるとフォローしており、ホイルンドを粘り強く応援すべきとサポーターにメッセージも送っている。まだ21歳ということを考えても、じっくりと成長を見守るべきなのだろう。何よりもまずはアモリムのスタイルを浸透させることだ。

昨夏に獲得したFWジョシュア・ザークツィーも苦戦しているのが何とも厳しいところだが、マンUに真のエースが誕生するのはいつのことになるのか。現状はホイルンドもザークツィーも苦悩の中にあり、まだまだエースと呼ぶには程遠い成績だ。

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