「自分が幸せであることが大事だった」 エンケティアが語るアーセナル退団の理由

クリスタル・パレスでプレイするエンケティア photo/Getty Images

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57億円でクリスタル・パレスに加入した

昨季のプレミアリーグでは終盤の7試合を無敗で切り抜け、10位でフィニッシュしたクリスタル・パレスだが、オリヴァー・グラスナー政権2年目を迎える今季、開幕から未だ勝ちがなく、18位に沈んでしまっている。

そんなパレス復調の鍵を握る存在として期待されているのが、3000万ポンド、約57億円の移籍金でアーセナルから加入したエディ・エンケティアだ。アーセナル時代には168試合に出場して38ゴール7アシストを記録したアタッカーで、前節エヴァートン戦では3トップの右で起用されている。

「自分が幸せであることが大事だった。と言っても、(アーセナル時代は)不幸ではなかったけどね。クラブには好きなところもあったし、ずっとアーセナルにいたから。でも結局のところ、サッカー選手はサッカーをプレイしたい。けど、プレイできるのは11人で、監督の決定を尊重しないといけない。でも、自分の成長について考えなければならない時がくる」
「クリスタル・パレスは全体的に僕にピッタリだと思う。本当に居心地がいい。クラブの雰囲気やモラルを気に入っている」

「監督は僕たちが快適にプレイできるようにかなりの自由を与えてくれる。僕は前を向いてボールに触れる機会が増えたと思う。ゴールに背を向けてプレイするのではなく、ドリブルして相手に向かって走れるのが僕の強みだ」

『INDEPENDENT』ではエンケティアがクリスタル・パレス加入の理由について語っている。アーセナル時代は21-22シーズン終盤戦のように主力として活躍する時期もあったがそれを継続させることはできず、出場機会を求めての移籍だという。

「彼は私とよく似た熱心なクリスチャンです。面白くて人当たりが良い、エネルギーに溢れていて、一緒にいて本当に楽しい」

同メディアによると、エンケティアをパレスに誘ったのは10番を背負うエベレチ・エゼで、彼らはユース時代から面識があったようだ。同時期にイングランドのフル代表に選ばれており、そこで友情を深めたのだろう。

グラスナー監督は鎌田大地をボランチに下げて、エゼとエンケティアの2シャドウを採用している。ここまで白星のないパレスだが、エンケティアはチームに最初の勝ち点3をもたらすことができるのだろうか。


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