チーム再建の立役者ジラルディーノ監督、ジェノアと契約を1年延長 昇格初年度は合格点か

元イタリア代表FWのジラルディーノ監督 photo/Getty Images

セリエA昇格をもたらした

セリエA、ジェノアがアルベルト・ジラルディーノ監督と2025年6月までの契約延長を発表した。

クラブは2007-08シーズンから15シーズンに渡りセリエAの舞台で戦ってきたが、2021-22シーズンに19位となり降格の憂き目にあってしまった。翌シーズンは1部昇格を目指すものの、アレクサンダー・ブレシン前監督の元では不調から抜け出すことができず、シーズン途中から下部組織を指導していたジラルディーノ監督が就任。するとチームを立て直し、2位フィニッシュで見事セリエA復帰を達成した。

今シーズンは、そのジラルディーノ監督が1年を通して指揮し、現時点で11勝13敗13分で11位と、昇格組にしてはまずまずの結果に。シーズン序盤には鎌田大地が所属するラツィオやローマに勝利し、ナポリやボローニャ、ユヴェントスとも引き分けを演じた。強豪とも渡り合える実力を見せ、その手腕が評価され始めてきている。今回の契約延長でジラルディーノ監督はそのことを証明したと言ってもいいのではないか。
彼が就任以降、着実にステップアップしてきたジェノア。果たして来シーズンは、セリエAの上位に名を連ねることができるだろうか。その活躍に期待したい。

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