バルサに敗れたPSGのスタメン選考は正しかったのか エンリケの采配に疑問も「CL準々決勝で成功するレシピではなかった」

バルセロナに敗れたPSG photo/Getty Images

ホームでの1stレグを落としてしまった

9日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでバルセロナと対戦したパリ・サンジェルマンは、ホームで2-3と敗れた。まだ1点差とはいえ、ホームで敗れたのは痛い。

『CBS Sports』が目をつけたのは、指揮官ルイス・エンリケの采配だ。中盤では売り出し中のMFウォーレン・ザイール・エメリがベンチスタートとなり、前線ではFWマルコ・アセンシオが先発に抜擢されたが、結果的には機能しなかった。

アセンシオは今月6日のクレルモン戦にはフル出場しているが、3月も筋肉系の故障で離脱していた期間があり、先発の機会は限られていた。バルセロナ戦での先発は大胆な案だったと言えるか。
中盤ではファビアン・ルイス、ヴィティーニャ、イ・ガンインが先発したが、同メディアはこの並びが最も不可思議だったと振り返る。

「おそらく最も不可解な決断は、ウォーレン・ザイール・エメリをベンチスタートとしたことだろう。ヴィティーニャ、イ・ガンイン、ファビアン・ルイスの中盤トリオを実験的に起用したが、それはCL準々決勝で成功するレシピではなかった。ザイール・エメリは60分からイ・ガンインに代わって投入されており、ルイス・エンリケは中盤のポジションバランスをリセットするうえで柱となるザイール・エメリの必要性を再認識したのだろう」

「全体的に見て、グループステージ序盤のニューカッスル・ユナイテッド戦やアウェイのミラン戦と同様にルイス・エンリケは大きな決断を下したが、それは報われなかった。今回の敗戦は本当に大きな代償となる可能性がある」

采配は結果論で、後半開始当初はアセンシオに代えてFWブラッドリー・バルコラを投入し、これが当たって一時は2-1とリードした。この切り替えは見事だったが、結果的には敗北だ。果たして敵地での2ndレグでどう巻き返すのか。エンリケも悩む1週間となるだろう。

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