攻守両面で全部パーフェクト? インテルを作り上げたインザーギは現代を代表する名将の仲間入りを果たした

インテルを指揮するインザーギ photo/Getty Images

現在のインテルには隙がない

セリエAでは首位を走り、先日行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグではアトレティコ・マドリードを1-0で撃破するなど、今のインテルはかなりの強さだ。

チームを作り上げたのは、2021年より指揮官を務めるシモーネ・インザーギだ。[3-5-2]のシステムをベースに攻守両面で特長的なチームに仕上げているが、伊『Gazzetta dello Sport』はジャンル分けの難しい指揮官とインザーギのことを紹介している。

現代ではジョゼップ・グアルディオラ、ゲーゲンプレッシングが代名詞とされてきたユルゲン・クロップなど、時代を作ってきた指揮官がいる。インザーギはグアルディオラやクロップとは異なる哲学で、やや地味な印象もあるかもしれない。それでも指導力は高く、同メディアもその手腕を絶賛する。
インテルは今季リーグ戦で失点をリーグ最少の12失点に抑えているが、自陣深く引いて守るばかりではない。常にカウンターの機会をうかがっていて、守備の姿勢もアグレッシブだ。また高い位置でボールを回収できなかった場合は、自陣に5バックを作って粘り強く守ることもできる。

攻撃面では、ビルドアップの部分も洗練されている。インザーギは足下の技術が高い選手を好んでいて、今のインテルはGKヤン・ゾマーから攻撃を組み立てられる。アトレティコ戦でもゾマーから始まり、左サイドへ展開したところからフェデリコ・ディマルコが最前線のマルコ・アルナウトビッチに見事なクロスを通したプレイがあったが、この組み立ての精度は今のセリエAでも群を抜いている。

3年目とはいえ、攻守両面でここまでバランスの良いチームを作り上げた手腕は絶賛されるべきだろう。インザーギといえばこの戦術といった代名詞的なものはないかもしれないが、インザーギもまた現代を代表する名将の1人と言っていいはずだ。

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