リオネル・メッシがMLS2024シーズン開幕戦でいきなり超絶スキルを発動 インテル・マイアミの勝利にも貢献

ソルトレイク戦のメッシ photo/Getty Images

足下の技術がいまだ超一流であることを証明した

リオネル・メッシが、メジャーリーグサッカーの新シーズン開幕戦で披露した素晴らしいスキルが話題となっている。

対戦相手は昨季ウエスタンカンファレンス5位だったレアル・ソルトレイク。1-0でリードしていた前半43分、メッシはピッチの右寄り、ペナルティエリアを目の前した位置でルーズボールをキープすると、即座にカットイン。しかしボールはペナルティアークまで転がり、そこには負傷した相手チームの選手がピッチに横たわっていた。するとメッシは、とっさにボールを浮かし、その選手の体の上をスレスレに通してかわしたのだ。そして、そのまま左側の空いたスペースに落ちたボールを左足で強くミートした。

シュートは惜しくもゴールこそならなかったが、見るものをあっと驚かせたこの大胆なスキルは、メッシの健在ぶりを確信させるに十分だっただろう。
またこの試合は、メッシの活躍もあってインテル・マイアミが2-0で勝利した。

ゴールを奪ったのは、ロバート・テイラーとディエゴ・ゴメスの2人。前半38分に記録したテイラーの先制点をアシストしたのもメッシだった。

ピッチ中央からメッシが、右前に走り込んだテイラーにスルーパスを送る。パスは少し長く伸びたものの、相手のペナルティエリアの右端でテイラーが追いつく。その比較的角度のないところから、ゴールキーパーの手を弾く低く鋭いシュートを放ち、見事にゴールを記録した。

2ゴール目は後半37分。まずメッシが相手MFを背負いながら強引に中央突破する。彼の左前にはルイス・スアレス、右前にはゴメスの2人がペナルティエリア内に侵入しており、メッシはルイス・スアレスへのパスを選択。スアレスはメッシのパスをワンタッチでゴメスに送り、彼のゴールのお膳立てをした。その華麗なパスワークはかつてのティキ・タカを彷彿とさせた。

W杯を制し、バロンドールを8度受賞した36歳の名プレイヤーは、昨年、欧州の最高峰リーグから去ったものの、体のバランスやキレ、タッチの技術、サッカーIQ、どれを取っても超一流のままのようだ。今季も変わらず、その素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるに違いない。

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