シティはタイトルレース一歩足踏み 「シティでも勝ち点を落とすということが、リヴァプールとアーセナルに自信を与える」

ハーランドも無得点に終わった photo/Getty Images

大きなドローだったか

プレミアリーグ第25節、マンチェスター・シティはチェルシーをホームに迎えたが、1-1のドローに終わった。42分にラヒーム・スターリングの先制弾を浴びると、後半は攻めても攻めてもゴールが遠い。ようやく83分のロドリのゴールで追いつくが、勝ち点2を逃した格好となった。

シティでもホームで勝ち点を落とすのだという事実。これがリヴァプールとアーセナルに自信を与えるだろうと元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏が『Sky Sports』で語っている。

「道のりは長いが、(このドローによって)今のリヴァプールとアーセナルは大きな感情を持っただろう。それはシティが勝ち点を落とすことがありうるという自信を彼らに与えるだろうし、両チームにタイトルを獲得するチャンスを与えることになるだろう」
そのリヴァプールとアーセナルはともにアウェイで大勝を飾り、リヴァプールは勝ち点「57」と、ついにシティ(勝ち点「53」)が自力で巻き返せないところまで逃げた。アーセナル(勝ち点「55」)とは事実上並ばれたような形となり、1試合未消化のアドバンテージがほぼなくなった。

シティはこの2チームとの直接対決を残していて、前回対戦ではどちらも勝てなかった。特に3月10日のリヴァプール戦はアウェイであり、アンフィールドで必勝ということを考えると非常にハードルが高いといわざるを得ない。終盤にかけてコンディションを上げてくることで知られるシティだが、ここで負けると挽回は厳しくなり、ついに走り負けるというシナリオも考えられる。

同じく元シティのマイカ・リチャーズ氏も「これがリヴァプール、アーセナルに勢いを与える」と、大きなドローであったことを指摘した。まだまだ先は長いが、シティの足踏みでタイトルレースはより白熱の様相を帯びてきている。

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