日本代表DF板倉滉がボルシアMGの練習に復帰 不在時に代役CB台頭で定位置争いは激化

ボルシアMGでの板倉 photo/Getty Images

飛行機を乗り継ぎ直ちに合流

5日(現地時間)、日本代表DF板倉滉が所属先であるボルシアMGのチーム練習に合流した。「コウがアジアカップで優勝することを願っているが、それが叶わなかった時は、なるべく早く戻って来るべきだ」と現地メディアの取材に対して話していたボルシアMGのジェラルド・セオアネ監督にとっては朗報だろう。
 
アジアカップカタール2023準々決勝イラン戦の終了間際に痛恨のPK献上で日本の敗退の一因を作ってしまった板倉だったが、所属先の事情から悲嘆に暮れている暇はなかったようだ。ボルシアMGが7日にDFBポカール準々決勝ザールブリュッケン戦を控えているためだ。

ドイツ紙『Bild』によると、板倉はイラン戦後直ちにバーレーン、ロンドンで飛行機を乗り継いでボルシアMGの本拠地があるメンヘングラートバッハ近郊のケルン国際空港に降り立つという10時間以上もの旅程でドイツに戻り、5日のチーム練習に間に合わせたという。
 
「ザールブリュッケン戦では一人もしくは二人の驚くべきカムバックを予想している」とボルシアMGのライナー・ボンホフ会長が語るように、板倉がザールブリュッケン戦に出場する可能性は十分にあるが、先発するかどうかは不透明な状況となっている。板倉がアジアカップに参加している間、板倉の代役として起用されていたDFマーヴィン・フリードリヒが台頭してきたからだ。空中戦に強いこのセンターバックは、2年前にボルシアMGへ入団してから最高とも言えるパフォーマンスを発揮していて、「マーヴィンは大きく成長したし、本当によくやっている」とセオアネ監督も同選手を高く評価している。
 
ザールブリュッケン戦で板倉とフリードリヒのどちらをセンターバックの一角で起用するか、セオアネ監督は頭を悩ませることになりそうだ。

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