アルテタが冨安健洋との契約延長を望む理由は 「大きなメリットとなっている」

契約延長を間近に控えているとされる冨安 photo/Getty Images

契約延長は間近のようだ

アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋に、契約延長のときが迫っている。ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、自身のXでアーセナルとの新契約は数週間のうちに合意するだろうと伝えている。

3-1と勝利したリヴァプール戦では、おりしも左サイドバックのレギュラー格であるオレクサンドル・ジンチェンコが負傷離脱したばかり。アジアカップから戻ってきた冨安はさっそくスタメン起用される可能性が高く、アーセナルにとって守備において複数の役割をこなすことができる冨安の存在はやはり大きい。

米『The Athletic』も、次のようなアルテタの過去の発言を引用しながら、冨安の多才さがアルテタにとって大きなメリットとなっていると指摘する。
「彼は右サイドバックとして両足を使えるだけでなく、右CB、左CB、そして左SBとしてもプレイできるので、多くの解決策を与えてくれる。それは本当に大きな変化をもたらす。本当に若い頃から指導されてきた方法だと彼(冨安)は言っていたよ。だから彼にとっては左も右も同じなんだ」

また、アルテタは冨安の守備そのものに対しても絶大な信頼を置いているようだ。

「彼の守備のスキル、身体の作り方、それが彼を本当に完璧な選手にしている。彼を抜くのは本当に難しい。彼は常に注意を払っていて、そう教育されてきたんだ。非常に集中力を保っている。DFにとって、それは非常に大きな特質だよ」

プレミアリーグで優勝争いをするチームの監督に、こう言わせるまでの選手となった冨安。アーセナルは若く、まだ伸びしろのあるチームであり、そのなかで成長していく冨安の姿には大きな期待がかかっている。契約が無事延長されることを祈りたい。

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