ノイアーに次ぐ2番手GKとして重ねた“98試合” 9年間バイエルンに尽くすサブGKの思い「No.2として働けることを光栄に」

バイエルンでプレイするウルライヒ photo/Getty Images

今季も序盤はゴールを守ってきた

今季のバイエルンは開幕から守護神のマヌエル・ノイアーを怪我で欠いていたが、その期間バイエルンのゴールを守ってきたのが35歳のGKスヴェン・ウルライヒだ。

ウルライヒがバイエルンに加入したのは2015年のことで、シュツットガルトから350万ユーロの移籍金で加入している。それから9年の時が経とうとしているが、ウルライヒは常にノイアーに次ぐバックアッパーの役割だった。

出場機会の少なさに不満を募らせても不思議はないが、ウルライヒは2番手の役割に納得してきたと語る。ノイアー離脱時は懸命に体を張り、ここまでコツコツと試合を重ねてきた。バイエルンでの通算出場試合数は98試合に達していて、節目の100試合はすぐそこだ。
「バイエルンが僕をシュトゥットガルトから獲得しようとしたとき、まず『すごい!いいね!バイエルンだ!』と思ったよ。だけど、すぐ気づいたんだ。2番手なんだとね。当時の僕は26歳で、どこかの2番手になることはキャリアプランに入っていなかった。それでも数日考え、このオファーは素晴らしいチャンスなんだと考えることにしたんだ」

「ノイアーらワールドクラスの選手と毎日トレーニングすることで多くのことを学ぶことができた。これを理解できない人もいるだろうが、僕にとっては前進だったんだよ。それ以来何度もクラブとは契約を延長してきた。定期的にプレイし、信頼も感じている。ここでNo.2として働けることを光栄に思っている。あと少し追加して100試合に到達したいね」(独『Bavarian Football Works』より)。

現在はノイアーが復帰しており、再びウルライヒはベンチを温めている。今後もこの状態が続くかもしれないが、ウルライヒは完璧な2番手GKとして常に万端の準備を整えているはずだ。

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