ケイン、ベリンガムだけじゃない イングランド代表がEURO制覇へ活かすべきフォーデンの才能

マンCで活躍するフォーデン photo/Getty Images

フォーデンも選手として完成の時を迎えている

今夏のEURO2024優勝候補の一角に挙げられるイングランド代表では、バイエルンFWハリー・ケインとレアル・マドリードMFジュード・ベリンガムに注目が集まっている。両者ともクラブで圧巻のパフォーマンスを見せており、EUROでも主役になれると期待されているのだ。

しかし、イングランド代表は他にもタレントが揃う。攻撃面でもう一人注目すべきは、マンチェスター・シティMFフィル・フォーデンだろう。

今季のマンCは開幕早々にMFケビン・デ・ブライネを怪我で失ってしまい、フォーデンは左右のウイングからトップ下まで幅広い役割をこなしてきた。
中でも目立つのはチャンスメイク力で、今季はリーグ戦で38回のチャンスメイク数を記録している。昨季は32試合の出場で43回のチャンスメイクだったため、今季はすでにその数字に近づいていることになる。

ベリンガムがレアルで大活躍していることを考えると、代表でもベリンガムをトップ下に配するべきなのだろう。ただ、フォーデンの良さも活かしていくべきだ。フォーデンも23歳を迎え、チャンスメイカーとして完成の域に達しつつある。

右サイドではアーセナルのブカヨ・サカもいるため、このあたりの調整は指揮官ガレス・サウスゲイトも頭を悩ませるだろう。フォーデンは左のウイングにも入れるが、今季マンCでは右サイドや中央に入る機会の方が多い。

いずれにしても、イングランド代表は前線のオプションが豊富だ。マンCでの活躍を考えると、フォーデンの良さも何とか引き出したい。布陣さえ間違えなければEURO2024でも頂点を狙う力は十分にあるはずだが、サウスゲイトはフォーデンの才能をどう引き出すか。

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