“28歳”でようやく掴んだスペイン代表入り レヴァークーゼンで超攻撃型レフトバックが迎えた全盛期

レヴァークーゼンで攻撃力が爆発しているグリマルド photo/Getty Images

もっと早く招集されてもおかしくなかった実力者

ポルトガルのベンフィカでプレイしていた頃も多くの得点とアシストを記録していたのだが、今夏に移籍したドイツのレヴァークーゼンで再びのブレイクを果たした超攻撃的レフトバックがいる。

28歳のDFアレハンドロ・グリマルドだ。

ここまでブンデスリーガで無敗を維持して首位を走るレヴァークーゼンでは、右のジェレミー・フリンポン、左のグリマルドの超攻撃的ウイングバックの2人が重要な役割を果たしている。両者とも攻撃性が極めて高く、ウイングバックながらフリンポンは5ゴール6アシスト、グリマルドは7ゴール6アシストとかなり多くの得点に関与している。
そうした活躍もあり、今年の11月にスペイン代表デビューを飾ったのがグリマルドだ。ベンフィカ時代から攻撃力は高く評価されていたため、本来はもっと早い段階でスペイン代表から声がかかってもおかしくなかった。それが28歳と遅めのデビューとなり、レヴァークーゼン移籍で真のブレイクに繋がった印象だ。

グリマルドも来夏のEURO2024参戦へ意欲的で、レヴァークーゼンでの時間はかなり充実したものとなっているようだ。

「代表は夢だったから、それが現実になってとても嬉しいよ。裏にはたくさんの努力があるからね。夢を達成できてとてもうれしい。まだ達成すべきことがたくさんあるけど、目標の1つはEUROでプレイすることなんだ」(『ブンデスリーガ公式』より)。

スペイン代表ではバルセロナで頭角を現したアレハンドロ・バルデも左サイドバックの候補だが、ここまで充実のシーズンを過ごしているのはグリマルドの方だろう。28歳で手にしたチャンスを活かし、一気にスペイン代表のレギュラーとなれるか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ